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12月03日-03号

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  1. 津市議会 2019-12-03
    12月03日-03号


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    令和 元年 12月 定例会(第3回)          令和元年第3回津市議会定例会会議録(第3号)           令和元年12月3日(火曜日)午前10時開議     --------------------------------             議事日程 第3号第1 承認第3号、報告第51号から第59号まで及び議案第141号から第163号までの議案質疑並びに一般質問    岡村 武議員    岩脇圭一議員    田中千福議員    桂 三発議員    滝 勝弘議員     --------------------------------本日の会議に付した事件 議事日程第3号のとおり     --------------------------------          会議に出欠席の議員氏名出席議員(34人)       1番 滝 勝弘君        2番 竹下幸智子君       3番 渡辺晃一君        4番 岡村 武君       5番 安積むつみ君       6番 堀口順也君       7番 藤本ともこ君       8番 長谷川幸子君       9番 小野欽市君        10番 八太正年君       11番 桂 三発君        12番 岩脇圭一君       13番 佐藤有毅君        14番 青山昇武君       15番 加藤美江子君       16番 西山みえ君       17番 吉田博康君        18番 伊藤康雄君       19番 杉谷育生君        20番 大野 寛君       21番 坂井田 茂君       22番 田中勝博君       23番 村主英明君        24番 龍神啓介君       25番 田矢修介君        26番 田中千福君       27番 岡 幸男君        28番 田村宗博君       29番 川口和雄君        30番 村田彰久君       31番 山路小百合君       32番 辻 美津子君       33番 福田慶一君        34番 倉田寛次君欠席議員(0人)          会議に出席した説明員の職氏名   市長                       前葉泰幸君   副市長                      青木 泰君   副市長                      盆野明弘君   政策財務部     政策財務部長         山下佳寿君             税務・財産管理担当理事    嶌田光伸君             検査担当理事         濱口耕一君             政策財務部次長        野田浩司君   危機管理部     危機管理部長         永戸吉朋君   総務部       総務部長           荒木忠徳君             総務部次長          奥田寛次君   市民部       市民部長           武川明広君             地域連携担当理事       倉田浩伸君             人権担当理事         橋本英樹君   スポーツ文化振興部 スポーツ文化振興部長     溝田久孝君             文化振興担当理事       南 勇二君             国体・障害者スポーツ大会推進局長                            小宮伸介君   環境部       環境部長           木村重好君             環境施設担当理事       兼平浩二君   健康福祉部     健康福祉部長         國分靖久君             こども政策担当理事      福森 稔君             健康医療担当理事       松岡浩二君   商工観光部     商工観光部長         松田千秋君             ビジネスサポートセンター長  川合清久君   農林水産部     農林水産部長         小畑種稔君   都市計画部     都市計画部長         蓑田博之君   建設部       建設部長           磯部典生君   ボートレース事業部 ボートレース事業部長     内田博久君   久居総合支所    久居総合支所長        岸田慶仁君   上下水道事業管理者 上下水道事業管理者      田村 学君   水道局       水道局長           松下浩己君   下水道局      下水道局長          藤牧和弘君   消防本部      消防長            小津直久君             消防次長           佐藤昭人君   会計管理室     会計管理者          市川雅章君   三重短期大学    三重短期大学学長       村井美代子君             三重短期大学事務局長     澤井 尚君   教育委員会     教育長            倉田幸則君   教育委員会事務局  教育次長           宮田雅司君             学校教育・人権教育担当理事  田中 寛君   監査委員      監査委員           大西直彦君   監査事務局     監査事務局長         南条弥生君          職務のため会議に出席した議会事務局職員の職氏名   議会事務局     議会事務局長         浅井英幸君             議会事務局次長        上野毛戸いずみ君             議事担当参事(兼)議事課長  藤田定彦君             議事課調整議事調査担当主幹 鎌田康志君             議事課議事法務担当主幹    江角 武君             議事課議事調査担当副主幹   野田優子君             議事課議事調査担当副主幹   渥美 博君             議事課主査          麻生香緒里君             議事課書記          小谷章剛君     --------------------------------     午前10時00分開議 ○議長(岡幸男君) おはようございます。 ただいまの議員出席数は34人であります。議員定数の半数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 日程第1、承認第3号、報告第51号から第59号まで及び議案第141号から第163号までの議案質疑並びに一般質問を行います。 発言通告がございますので、順次、発言を許可いたします。 岡村議員は登壇による一問一答方式を選択されておりますので、各質問項目の主要となる説明員はその項目が終了するまで自席へは戻らないでください。 なお、主要となる説明員以外の説明員は、自席での答弁を許可いたします。 岡村武議員。     〔4番 岡村 武君 登壇〕 ◆4番(岡村武君) 早速、質問に入ります。 順番を入れかえて、1番、道路における--道路上のことです--動物の死骸等、交通事故に遭った動物がいます。死んでいるのか死んでいないのかもを含めて、死骸の処理について。 このことにつきまして、市道、県道、国道等、管理者が分かれているわけですね。そうしますと、うちの所管じゃないというふうな感覚がどうしてもあるわけです。そういった中で、親切にあるいは不安を得て連絡を、善意の通報者がどうなっとんのやろうと、行政に対して。津市だけじゃないです、県、国も含めて不審に思い、信頼をなくすわけです。そういったときに、どうしてくれるんでしょうかという質問なんですけれども、行政の所管、質問ですから答弁をお願いします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの岡村議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎環境部長(木村重好君) 道路上で車にひかれるなどして死亡している動物の死骸、この処理でございます。 まず、現状でございますが、市道においてそういった死骸がある場合は、津市の環境部環境事業課のほうの職員、あるいは総合支所の所管でありましたら総合支所の職員が回収に出向いております。市道での対応はそうなんですけれども、県それから国の所管する道路におきましては、二桁国道は国のほう、国道23号、中勢バイパスのほうですね。これは、国のほうが委託業者で回収しております。県の所管する三桁国道あるいは県道、これは県の職員あるいは委託業者が回収をしております。そういった中で、議員御指摘のとおり、国、県、市はそれぞれ受け側としては、役割分担を持ってその回収に当たっておるんですけれども、市民の皆さんからとしては、現状として通報していただく場所が国、県、市に分けて御案内しておるという点において、なかなかどこに連絡していいのだろうかという部分は御指摘のとおりあるかと思っております。 ◆4番(岡村武君) そこで、一番危惧するところは、夜間そのけがしたものか死骸なのか、大きいのから小さいのからあるわけですから、人身事故にも発展するわけです。ですから、あした明るくなってからというふうなことでは困るんですわ。 そこで、どういったこの話を聞いていただいて対応していただくか。そこら辺の今後の捉え方、行動、方針をちょっと教えていただきたいんですが。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境部長(木村重好君) 今、現状として先ほど申し上げましたように、市、県、国がそれぞれ役割分担を持って回収に当たっておる状況の中で、夜間・休日についてはどうかという点につきましては、平日でしたら御案内の通報先に職員がおりますが、夜間・休日につきましては、現状、それぞれの庁舎、総合支所におけます警備員、県においても警備員が対応して、その連絡担当先へ連絡を取り次ぐというふうな形では対応はしております。 ただ、それにいたしましても、県道のことを市へ御連絡いただく、それから国道の所管する部分を市に御連絡いただくといったことが、市民の皆さんどこへ連絡をしたらいいんだろうということもありますので、そういったことも含めて、議員にそのことを先般御指摘をいただいてから、我々のほうで確認を国、県とさせていただきました。 そういった中で、国のほうで既に「道路緊急ダイヤル♯9910」というのが開設されているということを我々も確認いたしました。この「道路緊急ダイヤル♯9910」、国が開設しておるんですけれども、24時間受付の無料ダイヤルであるということで、道路の穴ぼことか落下物の道路の危険を発見した中に、動物の死骸を発見した場合もそこへ連絡をしたら受付を行っているということも確認いたしました。ですので、そういった「道路緊急ダイヤル♯9910」、既に開設されておる国のこの通報、コールセンター、これを市でも活用させていただいて、何とか24時間体制で市道、県道、国道、どの場所においても市民の方がワンストップで連絡を、通報をいただけるようにちょっと考えていきたいと思っております。 ◆4番(岡村武君) わかりました。じゃ、この話まとめます。 24時間体制で今おっしゃった「道路緊急ダイヤル♯9910」、ここへ連絡をすれば、速やかに来ていただいて処理をしていただくということですな。そうしたら、これを広く知らしめてほしい。一般国道か県道かわからない人がたくさんいる、私も含めて。どこへ連絡していいのかなと悩むんですよ。 じゃ、そういった確認で、この項は終えます。 次、教育長の過去に公務員法違反がと、あったやろうと言わないのが、ここに「が」と「違反が」としたところにちょっと値打ちがあるんですよ。私の思いですよ。あったやろうと言っていない。でも、また後々そのことが出てきますけれども、ここは裁判所と違うんですよ。議会なんですよ。我々市民が思いを話しする、しゃべるところなんですよね。だから今まであなたがうんちく言っていたけれども、そんな細かい法解釈じゃなくて、大体の行為、行動でこんなものふさわしくないとなったら、教育長としてアウトなんですよ。教育長としておっていらない、そういうような市民の思いなんですよ。もっと津市には立派な人がいないのかと、こういうことになるんですよ。 そこで、本題に入っていきますよ。 2006年11月22日水曜日、しんぶん赤旗においてこういうことが書かれておるんですよ。教育基本法改悪、改正を改悪というふうに悪い印象を持たす「悪」という言葉を使うてあるんですね、ストップと。各地で運動広がると。そういった中で、三重県は22日の夕方に6会場、1会場は、そのうちの、お城西公園で開かれたんです。まだ記憶に新しいと思いますよ。そんな古い話じゃないですから。 そこで、当時、教育長は三教組津支部の支部長やったわけですね。そこで、でたらめなやらせ質問までさせて、教育基本法を変えようとする政府に教育を語る資格はないと、こういうことを言っているんです。今、あなた教育長として、この法案が通って、成立して、何の基本法にのっとっているんですか。改正された教育基本法にのっとっているんですか、いないんですか、どちらですか。質問いたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 教育行政を預かる立場ですので、当然、法にのっとって業務は行っております。 ◆4番(岡村武君) そうしたら、あんた改悪と「悪」という言葉まで使ってですよ、共産党まで巻き込んで、三教組中勢地区高校支部の要請を受けと。あなたも要請受けたんですか。共産党も要請を受けて、「党旗を上げて参加しました」と書かれておるんです。それで、あなたもこのときはどこがこの教育基本法が悪くて反対されたんですか。質問いたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 13年前のことで、先ほど議員御指摘いただいた新聞で自分発言したと書かれておりますが、正直、自分としてはどのような発言をしたかは正直には記憶にないところであります。ただ、そのように新聞が書かれておりますので、それに基づいてですけれども、どこが悪いのかと言われることですけれども、自分の記憶の中では、やはり例えば愛国心については、これは自分も大事なものとして教えていくべきものと考えておりますが、当時の自分は恐らくですけれども、愛国心を強制されるというふうな意図を感じて、そのようにお話をしたというふうなことは記憶をしております。 ◆4番(岡村武君) 愛国心を感じる教育をせなあかんと。愛国心を育てる教育をせなあかんと。郷土愛もそうですね。この2点について反対したんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 自分が記憶しているのは、愛国心についてしゃべったという記憶があるということだけ。あとは正直、本当に覚えていないところです。記録もありませんし、自分の手元にも資料はありませんので、それ以上なかなかお答えするのが難しいということです。 ◆4番(岡村武君) あなたね、800人の前で演説しておるんですよ。記憶がないってとぼけたらだめですよ。800人の前ですよ。「教職員や市民ら」と、「800人が参加」とここにはうたわれておるんですよ。その前で言ったことを思い起こしてくださいよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 先ほど申し上げましたように、自分はその後それ見返すということもなかったというふうに感じておりますし、現在、確かに今申し上げたように、愛国心についてはしゃべったということは記憶はありますが、それ以外については本当に覚えていないということで、それはなぜ覚えていないかと言われれば、それは自分の記憶がないというふうなことになると思いますが、自分がお答えできるのは以上であるということです。
    ◆4番(岡村武君) じゃあ、あなた愛国心ない人が教育長になったらおかしいやん。愛国心、反対しておるんであれば、これ教育基本法にも書かれているわけですから、何に基づいて教育をしていくんですかと。じゃ、あなた今は愛国心を育成しておるわけですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 先ほど申し上げましたが、自分は愛国心は非常に大事なもの、大切なものと考えておりますし、郷土愛も育てていくということは非常に大事なものと考えております。ただ、当時は愛国心を強制されるというふうに、自分はそういうふうにとっておったということです。 ◆4番(岡村武君) どこに強制すると書いてあるんですか。あなた、いちゃもんじゃないですか、それ。因縁つけておるだけやないか、それは。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 当時の私のお話は、自分の考えに基づいてお話をしたもので、自分がそのように感じたということで、当然、法にそういうふうな議員御指摘のことが書いてあったわけではありませんでして、自分の考えに基づいてお話をしたということです。 ◆4番(岡村武君) 公共のことを政治的行為をしたらいかんと、あなた、そのときの職業は教職員でしょう。ここにありますよ、法律に。教育基本法においても、第14条で「政治教育、その他政治活動をしてはならない」、あるいは教育公務員特例法第18条、「政治的行為の制限」、国家公務員法102条、「政治的目的のために政治行為をしてはならない」と規定されているじゃないですか。あなたこれ知らずにやったの。知っとってやったの、どちらですか。知っとってやったの、知らずにやったの、どちらですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 当時は、今議員御指摘のような法についての認識はありませんでしたが、ただ、議員御指摘の国家公務員法については、今現在、自分はもちろんこういう立場というふうに認識をしております。 議員御指摘の国家公務員法では、確かに人事院規則で定める政治的行為をしてはならないとありますが、ただ、その政治的行為については、人事院規則で定める運用方針というものがございます。その運用方針におきましては、人事院規則で定める政治的行為については、「日本国憲法に定められた民主主義政治の根本原則を変更しようとするものでない限り」は、政治的行為には当たらないというふうに運用方針に書いておりますので、自分の行為は政治的行為に当たらないというふうに捉えております。 ◆4番(岡村武君) 政治的行為について、人事院は規則の中でこういうことを言うておるんです。政治的目的の定義第5項第4号で、「特定の内閣を支持し又はこれに反すること」、第5号、「政治の方向に影響を与える意図で特定の政策を主張し又はこれに反対すること」と、完全にはまっているじゃないか、これ。それで都合がいいように、あのときはあのときで忘れたけれども、今は教育長で何を考えとんのや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 今申し上げましたように、人事院規則で定める運用方針には、特定の法案などに反対する場合の中でも、「日本国憲法に定められた民主主義政治の根本原則を変更しようとするものでない限り」、政治的行為には該当しないというふうに書いてあります。当然、日本国憲法に基づいてつくられた教育基本法について、自分は変えてほしくないと言うとりますので、当然、民主主義政治の根本原則を犯すものではない。ですので、政治的行為には当たらないというふうに捉えております。 ◆4番(岡村武君) そうじゃない。あなたは公務員なんや、教育。そこを忘れたらいかん。あなたやめてからそういう行動をしなさいよ。今からでもかまへん。昔を思い出して、あなたの精神を貫きなさいよ、一生をかけて。それが誠というものやろう、民主主義を言うんやったら。どこに誠がある。誠というのは、真実の話だぞ。これがあなたなんですよ。こういう教育長がのほほんとやっとる。とんでもない話。そうやってして、ああいうたらこういうて、広言ばっかや。あなたの人間性というのは、誠とか真実とか、そういうふうな空気が1つもない。教育者に大切なのは、リーダーで大切なのは、空気なんですよ。なるほどと、あの人の言うことは信頼できる、ごもっともだと、こういうことなんですよ。わけのわからん民主主義を言うて、私は正しいんだとあんた主張しておる、今。 我々市民目線は、大勢の前で、800人の前で提出法案に反対すると、こういうふうな教育者というのはおかしいという判断をしておるんですよ。そのことをわからなあかん、あなたは。いいですか。あなたずっと答弁してきて、これ時間があったら、20項目ぐらいあなたが突っぱねた話を私はしますよ。1つずつ不信任出しますよ。そのぐらいあなたというのが人の意見を聞かん教育長なんですよ。そういうこともあろうが、こういうこともあるという話がなぜできない。それは、あなた資質に欠ける、資質に。だからいつまでたってもあなたは的だ。教育改革の的だ。そういうことですよ。 この話を長々してもほかにようけ話がありますから、じゃ次いきますよ。 次、西橋内中学校の教育について。 あなた、私が言いたい話、聞いていますか、聞いていませんか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 西橋内中学校校長の教育についてというふうな発言通告で、議員が御指摘されるだろうということは聞いております。 ◆4番(岡村武君) そこで、何が起きたかとテレビ見ている人たちも傍聴の人も議員もわからないから少し説明しますけれども、校則違反をした中学生が、どういう校則違反かというと、普通のというのか正規というのか、学生服がいじってあったと。ちょっとサイズが太かった。丈が短かったと。こういう服を着てきたら授業を受けささんと、こういう話なんですよ。 そこで、憲法にはどのようにうたわれておるか。服装について校則違反をする者は、教育を受けささんと書いてあるか、憲法に。どこに書いてある。法治国家において。いいですか。国民の権利及び義務第3章、一番大切なところですよ、これ民主主義でいうのであれば。この校長及び担任の先生は、子どもの教育を奪ったんですよ。子どもの教育を、憲法違反をして。このことについてどういう考え持っているか。なぜ本人を呼ばない、校長を。あなたはどういう立場で仕事をしているんですか。どういう目線で。教育委員会か、どういう目線なんだ。質問。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) まず、教育を受ける権利を奪ったというふうな御指摘でありますけれども、これはそれまでもたびたび服装違反については指導してきたところで、家庭にも御協力を求めてきたところですけれども、なかなか御協力を得られなかったというふうなことで、担任のほうがきつい指導をして、外へ出て変えてくるようにというようなことでございます。ですので、それは子どもの教育の権利を奪ったということではなくて、学校の決まりを守るように強く指導したというふうに捉えております。 校長を。     〔「そこまで、そこまで」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) 権利を奪ってない、指導したと今言いましたな。出てけと、教室から。そして、その子どもは椅子に座っていたのを、椅子を持ち上げて座れないようにした。妨害した。これを奪わんと何ていうんですか。指導というんですか。そんな都合のええ言葉はないでしょうが、現実として。だから私は校長を説明員として呼んでくれと、担任を呼んでくれと、こう言っているんです。こんなもの簡単に終わる話じゃないですよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 確かに教員の指導において、きつい指導を行わなくても指導に従うように、教育のあり方について、ふだんから児童生徒の理解に基づいて、指導を適切に行うということは大事だというふうに考えております。今、申し上げましたように、教員の先ほどの行為については、子どもの学習の権利を奪うという行動ではなくて、あくまでも学校の決まりを守ってほしいという、その教員ならではの熱い思いを持ってそういう指導をした。ただ、結果的にやはりちょっと強制的な部分もあったかと思いますので、より適切な、より具体的な粘り強い指導はあったというふうには考えておりますので、学校のほうも今後より指導の中身については、改善する必要はあるというふうには捉えております。 ◆4番(岡村武君) どういう、決まって言うておる、改善するって。奪っとるやないか、授業できやんのに。議長、こんなうそを議会でついてもいいのか。議長、奪っておるやないか、これ明らかに。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 勉強するのをするなというふうなことではなくて、あくまでもこれは服をきちっと学校の決まりに合うように、学校の標準服に変えてきなさいというふうに強く指導してきたということであります。 ◆4番(岡村武君) 指導は指導でいいですよ。出てけと。椅子を持ち上げて座れやんような状態にした。これ事実や。それを奪ってないと言い切るねん。口は重宝なものや。そんな教育長があるか。真実を探らんのか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 学校ではそれまでも教室の中で服装違反のままで授業を受けるということは、やはり校内の秩序を守るということで、やはりそれは服装を正すべきということで、別室での指導ということも行ってきておりまして、このときも別室で指導するようにというふうなことが学校の目指す基本の指導でありましたけれども、その該当生徒がそれにも従わなかったということで、結局はその後も問題行動は続いたということです。 ◆4番(岡村武君) よく聞いてくださいよ、議長。その服装のルール違反は置いて、それはそれとして、授業をささんだということは憲法に保障されておる義務教育を奪っているじゃないか。明らかじゃないか、これ。出てけということはそうでしょうが。どこに出てけという権利があるんだ。お前こそ、そんなんやったら出てけというたら出ていくのか。そういうことやろう。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 出てけという言葉は、やはり自分も適切ではなかったというふうに考えております。ただ、それはその意味は学習の権利を奪うという意味ではなくて、出ていって変えてきなさいと。別室での指導というのも学校もやっておりますので、そのことを受けてくるようにということですので、何も学校での授業とか指導を受けるのを奪うとか、そういうことではなかったということです。 ◆4番(岡村武君) 奪うということはなかったって勝手な言葉をつくっとるだけで、この行為を見たら出てけということは、思春期の少年にとってどういう気持ちになる。どういう気持ちになる。真っ暗闇になるぞ。青春期の本当に微妙なときに。そやのうても難しい時期やぞ。中学校2年生というと。堂々とそんなことがよう言えるな。奪っとるやないか、授業ささんのやで。何が保障や。教育委員会教育基本法にのっとってやるんでしょう。あなた学校の先生ばかり味方して何を考えておる。あなたが教職員上がりだから、三教組上がりだからと違うのか。学校の先生の味方、あなた教育長というのは、市民目線で見るのが正当やと言われておるんですよ。市民目線で。すなわち父兄や保護者や。あなたの言うとることと全然違うじゃないか。 いいですか、ゆっくり聞いてくださいよ。規則違反は規則違反。それはよろしい。そのことについて、この規則はおかしいとか言っていない。まだ1つあるのは、規則をつくった規則の中に、それであれば、規則違反をしたときには授業を受けささんというふうな文言がどこに書かれているんですか。これ質問ですよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 議員御指摘のようなことが、例えば西橋内中学校の校則に書かれているわけではありません。 ◆4番(岡村武君) そしたらおかしな話や。校則に規定された服装で来なさいと。それは校則でいいよ。そういう服で学校に登校したときには授業を受けささんと書かれていないのであれば、この先生と校長の罪や、これは。憲法違反やないか、これ。人権を奪っとんのやぞ。一番大切な、今言うた民主主義という。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) いわゆる校則というまとまったものには書いてないとは捉えておりますけれども、ただ、学校の教員が生徒指導に当たる共通した学校による内規のようなものとして、西橋内中学校ほか多くの学校にも、今申し上げたようなことはあるというふうに捉えております。授業を受けさせないということについては、その授業の中に入るために変えてきなさいということであって、授業を受けるなというふうなことを言うておるわけではないわけです。服を変えて授業を受けなさいというふうに言うておるわけで、そのために担任は外へ出て、ズボンを変えてきなさいと、それができなかったら出なさいと。その出ろという言葉は議員御指摘のように、それは適切ではなかったというふうに私のほうでも捉えておりますので、それは学校も真摯に反省すべきと、言葉の使い方については反省すべきというふうに考えております。 ◆4番(岡村武君) あんた人ごとみたいに言うたらあかん、あんたの責任やないか。服装であれば授業を受けさせないと書いてあんのやったらまだしも、認めるわけじゃない、まだしも、書いていないことを、ほんならその担任の主観で出てけって。椅子を持ち上げた暴力行為や、これは。このことについてどうやって責任をとるんや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) まず、担任の行為は担任の主観ではない、先ほど申し上げましたように、それは多くの学校で生徒が服装違反をしてきたときに、どのような対応をするかという学校で共通した、これ要するに内規のようなものがありますので、それは主観ではないということははっきり申し上げておきますし。 ◆4番(岡村武君) そんな、ないないって、根拠のない話を、議長、失礼ですよ。こういうの議論にならんじゃないですか、ないないって。明らかでしょう。出てけと。椅子を持ち上げて、椅子に座っておられない。授業を受けられない状態つくったんは担任ですよ。これは権利を奪わんと何て説明するんですか。ないないばかり言っとるだけや。こんなもの通るのかね、これ。これはここで一生懸命話しする必要がなくなるやないか、こんな話であれば。そうでしょう、議長。よう考えてくださいよ。こんな男や、本当に。ろくでもない。うそばかり言うとるんや、このやろう。 ○議長(岡幸男君) 岡村議員。 ◆4番(岡村武君) このやろうは言い過ぎました。間違えました。謝ります。訂正して謝ります。     〔「言葉は気つけやなあかん」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) だから訂正して謝っとるやないか。 ○議長(岡幸男君) 岡村議員、こちらを向いて。 ◆4番(岡村武君) ほんだら間違いはないのか。     〔「間違いは間違いだ。反省するところはせなあかん」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) だから人に指摘されないうちに謝ったやないか。     〔「質問をしたらええの」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) ええのって何や。いらんこと言うたん自分やないか。 ○議長(岡幸男君) 岡村議員、興奮しないように。 ◆4番(岡村武君) ちょっととめろ、これ。議会にならんやないか、こんなもの。議会にならんやないか。とめろ。 ○議長(岡幸男君) 時計をとめてください。 ◆4番(岡村武君) 議会にならんやないか。これ。     〔「何を言うとるの」呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) 何がや。 ○議長(岡幸男君) 岡村議員、興奮しないように。 ◆4番(岡村武君) せやないか。え。     〔「言葉をな……」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) おれはな、謝っとるやないか。     〔「せやで、僕が言うたんは……」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) ほなやったら、おまえが、何で、上乗せして言わなあかんのや。     〔「言葉を慎んだほうがええと言うことを言うとるのや」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) 慎むて。おれは、気が付いたで謝ったやないか。     〔「それでええやないか」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) それを上乗せして、あんたに言われやなあかんのや。     〔「あかんて言うてないやないか。何を言うとるか」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) あかん。言えて言うとるやないか。おまえに言われることないわ。     〔「言葉を気をつけやなあかんて言うとるの」と呼ぶ者あり〕 ◆4番(岡村武君) おまえに言われることないっちゅうとるの。 ○議長(岡幸男君) 暫時休憩いたします。     午前10時37分休憩     午前11時00分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き、会議を続行いたします。 岡村議員の質問を再開いたします。 ◆4番(岡村武君) この論点をもう一度ゆっくりお話しします。 学校側が憲法で認められている教育を受ける権利を奪ったんですよ。その根拠は何かというと、出てけと。出ていかない子どもの椅子を持ち上げて、授業存続の機会をなくしたんですよ。座っていられない状態をつくったんですよ。中学校2年生という思春期の子どもを、どれだけ傷つくことか。出ていけという言葉に対して。椅子を持ち上げられて。実行行為ですよ、これは、暴力の。暴力ですよ。このことについて、教育長は何の罪の意識もない。校則を破ったからこうだと。じゃ校則にどこに書いてあるんやと。書いてない。先生の主観ですよ、これは。まだしも、書かれているのであれば。でも、基本的人権のもとを校則ごときで破れるわけがない。これは法律の話ですよ。ここをきちっと答弁してもらわないと納得できない。 そこを議長もきっちり聞いて、私に注意することも、答弁者に注意することも、きちっとあなたが采配がないからこういうことになるとは言える。言えるでしょう。議会を仕切るのはあなたなんだから。時計とめとかなあかんのちゃうの、説明した部分は。 ○議長(岡幸男君) いや、再開宣言しましたので。 ◆4番(岡村武君) まあええわ。延ばしといてくれたら、それでよろしい。延ばしといてくれやなあかんよ。いやいや、とまった原因は誰かということを考えたら、私が継続に対して説明したわけですから。当然とめるのは当たり前でしょうが。そのとめるまでの、休憩入れるまでの状態に私が戻しているわけですから。当然じゃないですか、それ。あなたも私の発言の時間を奪ったって、こうなりますよ、これは。そういうことですよ。 ほんで、どうやと。今、説明したけれども。あなたの性格は、教育長。何でも突っ張りや。相撲やあるまいし。何でも突っぱねる。人の話を聞いてないというのはこういうことですよ。市民目線に立ったら、こんなつらいことはないんですよ。憲法で保障されたことを奪われとるんですよ。教育基本法を見ても、このことはきちっと書かれておる。そこでどうですかと、質問。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) まず、出ていけというふうな、これ「出ろ」という言葉で言ったと思いますけれども、については。 ◆4番(岡村武君) 何て。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 出ていけという言葉については、不適切だったというふうに考えております。学校も、それについてはもっと適切な言葉があって、指導すべきだったというふうに学校の教職員のほうも申しているということも、自分も聞いております。 ただ、校則云々につきましては。 ◆4番(岡村武君) そのことは別問題やで。校則が正しいとは言うてへんのやで。違反が正しいとは言うてない。別問題。違うことを答弁したらいかんよ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 議員、先ほど校則についての疑義とかいうふうなこともおっしゃいましたし、先生の主観ではないかということをおっしゃいましたので、自分はそのことについて御答弁をさせていただきたいと思います。 校則というのは、学校によっていろんな形があります。ですから、申し上げましたように、例えば別室で指導を受けるということも、これもどこか内規で恐らく書いてありますんで、広い意味ではこれも学校の決まり。学校の決まりという意味ではこれは校則ということで、決して……     〔「議長」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(倉田幸則君) 答弁中です、教員の主観ではないと……     〔「違うことを答弁してええのか」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡幸男君) 答弁中です。     〔「質問者に対しての答弁やろう」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(倉田幸則君) 議員の答弁に答えております。     〔「不信任やぞ、これ」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(倉田幸則君) 議員のお問い合わせについて、自分は答弁しております。     〔「だから違うことをしゃべったら、こんなもの不信任」と呼ぶ者あり〕 ○議長(岡幸男君) 岡村議員、ちょっと。岡村議員。 ◆4番(岡村武君) 違うことをしゃべらせたらあかんよ。こっちの時間を奪う作戦なんだから。 じゃ、ほかにも言おうか。さっき言うておった。久居中学校のこと。坊主頭の子どもがしゅっとはやりの線を入れてきた。どんなバリカンですんのか私、知りませんけれども。そしたら、この子もそうや。授業を受けさせてくれやんのやと。登校拒否しとる、今。学校へ行きたないと。これ、どこの責任なんや。これ、どこの責任や。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◆4番(岡村武君) まだしゃべっとる。 あなた教育を受けさせて、義務教育を。教育基本法の教育の目的、目標、機会均等、義務教育の第5条の3項、ここでも教育の機会を保障し、その水準を確保し、その実施に責任を問うと。みんな書かれとんのや。明らかなんや。あなたは校則でこういった基本的人権、憲法に保障されているものを皆否定しとんのやで。おわかりかな。否定しとんのやで。そんなことが許されるのかという話を私はしとるわけや、一生懸命。何も校則を破ることがいいと言っていない。それは別問題で、また別の機会に話ししたらよろしい。校則に沿わないから授業を受けささない、教育を受けささないと、こういう結果になっているわけや。このことを私は話ししとる。そんな学校があんのかと。 こういうことだから、校長先生と担任を説明員として招請したわけや。あなたが何カバーすんのや、それ。あなたが。おかしいやないか。あなたは鉄板の心臓しているから、何でもそやないそやないというたら済むと思うて。そうではないやろう。真実は一つやろう。奪った事実だけや、これは。うやむやなことや。そのことについてどうや。そのことについてや。奪ったんだから。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 教育委員会としては、教育を受ける権利を奪ったというふうには捉えてはおりません。先ほどから申し上げておりますように、それはあくまでも校則を守るようにということで、別室指導というのを学校も行っておるわけですので、別室指導というふうな教育を保障しておるということでございますので、奪うというふな指摘には当たらないというふうには考えておりますし、また、校則において、その関係ですけれども、校則で受けさせないということを別に決まっているわけではありませんし。 ◆4番(岡村武君) そういうことまでもうええの。 奪っていないと、議長、聞いてほしい、そこで。明らかに奪っとるやん、出てけと椅子を持ち上げて。この事実で奪っていませんと。校則の指導をするって。それは別の機会にすればええだけや。貴重な授業中やで。放り出されとるわけや。奪ってないという話はないやろう。認めるところは素直に認めなさいよ。あんた人ごととちゃう、あなたのことやで。あなたが責任を問う責任があるんだから。責任を負う責任はあるんだから。そうでしょう。何でもそうやないそうやないいうて。根拠のないそうやないはやめなさいよ。この子どもは授業中に放り出されて、教室から。受けられなかったということは事実なんや。これは話はあなたがそうやって言いよったら、何ぼでもやりますよ、これ。一番大切なところや。学校は子どもに責任を持って教育をするということであれば、一番大切なことや、これ。子どもにはいろんな子どもがおる。教育をして社会に送り出すというのが学校の使命やないか。教育を奪ったって、どういうことや、これ。この話はまた続きにもしよう、もう時間がないで。 そしたら、もう一つこの関連の話で、この子どもは行くところがないから保健室へ行った。それで、茶だんすというものがあって、そこにガラスがはまっとった。心の持っていきどころがないから、破綻してガラス割った。そしたらどうや。父兄に相談もなく、警察へ被害届出しに行っとんのや。おまけに告訴までつけて。こんな学校がどこにある。学校は犯罪者をつくるところか。こういう一連の行為があるわけや。こんなもの許される話か。学校は人間をつくるところと違うて、犯罪者をつくるところなのか。質問。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) このたびの議員御指摘の西橋内中学校での生徒指導の事案につきましては、当該生徒が学校で暴れまして、それを制止した教員にけがを負わせたり、物を壊したりということがあったため、生徒自身やほかの生徒の安全を確保し、その行動がエスカレートしないように警察に被害届を提出し、協力要請したものであります。生徒指導上……     〔「議長。議長」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(倉田幸則君) 答弁中です。     〔「議長、違うこと話しとる。質問と違うこと話したらあかんやろ。答弁て」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(倉田幸則君) 議員の御指摘の御質問に答えております。事態の改善を図ることは教育の放棄ではなく、校内の秩序を守るとともに、児童生徒の健全育成につながるというふうに考えておりますので、必要に応じて被害届の提出はあり得るというふうに考えております。 ◆4番(岡村武君) 違うことをしゃべるなよ。質問者に応じて答弁せなあかんやろう。質問者に応じて。質問に応じて。違うことをしゃべるなよ。本当にどこまで腐っとんのや。人間が腐っとるぞ。ガラスを割った事実、これ被害届出して告訴状までつけやなあかん問題かと私は聞いとる。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 被害届は出しましたが、告訴云々ということは、それはやっていないと。被害届は出したということでございます。 ◆4番(岡村武君) 告訴出しておるというのに。だから本人呼んでいらっしゃいというの。ここへ来てもうて説明してもらえと。わけのわからんことでごまかして、時間がたったらそれでええと思っとったらあかんぞ。被害届出して告訴状までつけて、犯罪者をつくっとんのかという質問やぞ。何を教育しとんのやという質問やぞ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 決して犯罪者をつくるというふうな意図ではなくて、これ実際、被害届もその後御家庭の方、保護者の方、また御親族の方の協力も得て、その生徒の行動も改善が見えておりますので、被害届についてはその後取り下げているところでございます。ですので、学校のほうといたしましては、児童生徒に今後も寄り添って、しっかりと今後もより一層児童生徒に理解を求めた指導を行っていくということを努めていくということでございます。 ◆4番(岡村武君) いらんこと言うとるの、とめよ、議長。 いらんこと言わんでええって何遍注意したらわかんのや。そうやない。保護者に弁償の話もせずして、いきなり被害届や。これが犯罪者をつくっとんねんやろう。教育する場所ではないやろうという話をしとるわけや。何をごまかしとんのや。うそばかり言うて。その話やぞ。そのことを説明してくださいよと言うとる。違うこと言うたらあかんぞ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 学校のほうも決して被害届を出すというふうなことを望んでいたわけではありません。これは指導が非常に困難を極めていって、なかなか保護者の方とも連絡がとれやんだというふうなことで、苦渋の決断でこれは校内の秩序を守るということと、その児童生徒の安全確保をするということで、警察の連携が必要という判断に至りまして、被害届を出したということでございます。 ◆4番(岡村武君) 行政区域内に、学校校区内に住んどるわけや。連絡がとれやんって、その気になったらとれやんわけないやろう。そんなうそをつくなというの。だからあんたは学校側の味方ばかりしとるやないかと言うとるの、私は。物損や、これ。物損って交通事故やないな。物を壊したということや。弁償して謝ったら済むことやろう。その前があるやろう。放り出されとんのやぞ、教室を。何を考えとんのやって、私には理解できない。そのことですよ。あなたは反省しとんのかね。反省しとんのかね。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 学校の指導のあり方については、これは学校も認めているところでございまして、より、よりよい指導というのがあったという意味では、一定の反省ということは当然あります。ただ、この事案につきましては、決して1回ガラス割ったから、それですぐに被害届を出したというものではありません。それまでもさまざまな行動があり、大変指導が困難を極めていた。学校としては、それはもっとよりよい指導はあったかと思いますけれども、その現時点の学校の教員の力では精いっぱいの指導はしていたと。ですが、今のままでは、学校だけの力では学校の秩序を守り、その児童生徒の安全の確保、またほかの生徒の校内の秩序を含めた安全確保を図るということが難しかったので、やむを得ずこれは警察との連携ということで、被害届を出したということでございます。
    ◆4番(岡村武君) これ終わったわけやないけれども、もっと言いたいこともあるもので、次いきますよ。 議案第149号損害賠償の額の決定について、これ、このことですけれども、学校側が落ち度がなければ、何でこれ補償せないかんわけ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) こちらが、津市が100%の責任ということでありますが、それは当時の該当児童が11歳という判断能力が未熟な者が起こした、これは学校管理下の事故ということでありますので、その監督の義務者として教職員に責任があると。教育委員会といたしましては、津市といたしましては、服務監督者の責任ということで、津市に損害賠償の責任が生じるということから、津市に過失があるということで、今回はこのような議案となっております。 ◆4番(岡村武君) 監督という前に、この棒を持ち込んだんは誰なんや。目を突いた棒を持ち込んだんは誰なんや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) その事故が起きた、教室に棒を持ってきたのは担任の先生です。それは隣のクラスで、実はその該当児童のクラスの子がその棒を折りましたので、その指導をするために教員がその棒を持っていたということでございます。 ◆4番(岡村武君) こんな危ないものを、折れた棒、危ない、とげとげがあって。そうやろう。そんなものを放ったらかしとくって、責任はないのか、この教師に。説明員として要請しとるやないか。そうしてあんたらが保護をするのか、これ。今現在も教育委員会事務局におるやないか。在籍しとるやないか。何でここからそこ5分もかからんのに出てこれやんのや。説明せなあかんやろう。ほいで、こんな長い時間何で放ったらかしといたんや、これ。平成17年で起きたことが平成18年に、以前もそうやけれども、三重大で入院して手術して、それから7年放ったらかしてあって、それで東海眼科へ入院して手術しとる。それから5年放ったらかしてあって、症状固定を認めると。どういうことなんや、これ。俺はあんたええように思ってないからな。そんなんやったら、日本スポーツ振興センターの保険金を延ばすための作戦やったんかね、これ。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 決して放ったらかしにしていたわけではありません。ルールに基づいて対応した結果、このようになっていることでございます。御説明させていただきますと、日本スポーツ振興センターによる災害共済の給付見舞金というので対応してきましたが、これは事故発生後10年を経過した時点では治療費は給付されないこと、またその後、日本スポーツ振興センター……     〔「はい」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(倉田幸則君) 答弁中です、議員の質問に答えています。     〔「議長、違うことを言わしてええのかというの」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(倉田幸則君) 議員の質問にお答えしています。何で延びたのかをお答えしています。     〔「してない、ないというのに」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(倉田幸則君) 損害賠償も発生するということで、全国の市長会の損害賠償の保険に対応しております。     〔「その話は違うというとるのに。平成17年か18年からたっとるわけや」と呼ぶ者あり〕 ◎教育長(倉田幸則君) 議員の質問にお答えしております。保険金が出る場合には、症状固定というものがなされないと賠償の金額が決まりません。症状固定がされたのが昨年、平成30年6月だったわけです。症状固定がなされないと損害賠償の金額が決まりませんので、議案も出せません。ということで、これはきちっとしたルールに基づいて、保険会社から賠償のお金を出していただくためにはそのようなルールがありまして、症状固定がされたのは昨年6月であったということで、該当の保護者の方ともその後協議いただきまして、今回の12月の議案となりまして…… ○議長(岡幸男君) 教育長、保険の適用をもうちょっと簡潔に説明していただかんと、時間延ばしととられますので。 ◆4番(岡村武君) 人の話を聞かんと、人の時間を減らすことばかり考えて、わけのわからんことを言うとる。私が言うとるのは違うでしょう。メモを見てしゃべっとるなよ。平成17年から何でこんなに時間がかかんのやというの。というのは、保険の窓口を変えるためにこういうことをしたとか考えられやんやないか。ほなこれだけのことで、責任がないというんやったら、税金を何で約2,800万円、これ支払わなあかんのや。おかしいやないか。責任がないもんに何で市が支払わなあかんのや。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 今、申し上げましたとおり、服務監督者である、学校の、津市に損害賠償の責任があるというふうに考えておるということでございます。 ◆4番(岡村武君) そしたら、学校というのは建物や。建物に責任あるわけない。学校の誰や。学校の誰や。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 服務監督者の教職員ということになります。 ◆4番(岡村武君) ここに名前出とるやんか。言うてみい。言うてみい、名前。出とるやないか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 当時、担任の芳岡です。 ◆4番(岡村武君) それを何で今教育委員会の事務局におるんやったら、5分もかかれへんやん、歩いて。何で説明員として出てきてくれやんのやと私は言うとるんや。これは棒を持ってきた本人やないか。責任があるやろう。棒さえなかったら事故は起きてないんやろう。まして折れた棒や。給食支度中はおらなあかんのやろう、ほいで。おらんでええのか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 給食準備中は基本的に担任はおりますが、この教員は実はほかの生徒指導事案でほかのクラスに連絡することがありましたので、やむを得ずその場を離れていたということで、決して職務を怠慢したとかそんなことではなくて、生徒指導の事案に対して連絡を行っていた間にそのことが起きたということです。 ◆4番(岡村武君) またいらんことばっかりしゃべっておるやろう。本当に余計なことをべらべらと。どこの味方しとんのや。そうと違うて、事件が起きたとき運が悪いというのは、おらなあかん人がおらんだでということも原因しとるやろう。あんたが言うとることは、違う時間でも済む話やないか。何で整理して考えられやんのや。この保険の、おかしい。10年切れるんやったらもっと早う、この被害者の人が気の毒やないか。それと、責任のない津市が何で約2,800万円という税金を使わなあかんのや。これ加害者になるわけや、相手の女の子は。 ○議長(岡幸男君) 岡村議員、時間になりましたので発言を中断してください。 ◆4番(岡村武君) 本当にあんたもっとしっかりせなあかんで。こんなこと言わして。 ○議長(岡幸男君) 自席へお戻りください。 以上で、岡村議員の質問は終了いたしました。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 岩脇圭一議員。     〔12番 岩脇圭一君 登壇〕 ◆12番(岩脇圭一君) 一津会の岩脇圭一です。 本日は議案質疑として1点、一般質問として4つの項目にわたって質問いたしますので、1回目の質問は一括質問とさせていただきます。よろしくお願いします。 議案質疑として、議案第141号津市水道事業、工業用水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部の改正についてお伺いいたします。 水道事業については昨日も渡辺議員から御質問があり、全員協議会でも議論があったところでございますが、議案として上程をされておりますので、私のほうからは組織の改編についてお伺いをしていきます。 1番、今回の組織改編に至った経緯、背景はということで、改めてお伺いをさせていただきます。 次に、2、組織改編について現場の声をしっかりと反映したものとなっているか。 今回の組織改編は大変重要なことでございますので、現場の声をしっかりと受けとめていただいているのかということについて、お伺いしたいと思っております。 続きまして、一般質問でございます。 一般質問1、災害時の障がい者・高齢者の避難についてお伺いをさせていただきます。 先般、11月13日付で総務省消防庁より、避難行動要支援者名簿の作成等に係る取組状況の調査結果等という文書が発表されました。新聞報道などでも避難行動要支援者名簿に登録されている要支援者が避難する際の個別計画の作成の進捗がおくれている状況が報じられておりまして、御承知の方もいらっしゃるかと存じます。 こちら時事通信の11月13日付の記事でございますけれども、避難計画個別作成は12%、災害時の要支援者総務省消防庁集計という記事が配信をされております。災害時に自力で避難することが難しい高齢者や障がい者に対し、避難手順を定めた個人別の支援計画を全員分作成している市区町村は、12.1%にとどまることが13日総務省消防庁の集計でわかった。台風第19号では死者の多くを65歳以上の高齢者が占めた。効率的な避難につなげるため、消防庁や内閣府は早期の作成を呼びかけていると。消防庁が6月時点の状況を調べた。一部の要支援者を対象に個別計画を作成しているのは50.1%、全く作成していないのは37.8%だったという記事でございます。 こうした形で、全国的にもまだまだ進んでいない状況ということが明らかになってきております。2013年の災害対策基本法の改正によって、市区町村には自力避難が難しい高齢者や障がい者の名簿を作成することが義務づけられております。消防庁によると、市区町村の98.9%が名簿を作成しているということでございます。三重県内でも29自治体のうち、作成済みは桑名市と度会町のみで、本市は一部作成に着手している状況というふうに伺っております。 そこで、1番目、避難行動要支援者の個別計画の作成状況は。 そしてまた2点目、今後、個別計画の作成をどのように進めていくのかについて、お伺いをさせていただきます。 続きまして、項目2の次期地域公共交通網形成計画についてお伺いをさせていただきます。 現在、津市地域公共交通活性化協議会にて策定に向けて御議論いただいております第2次の津市地域公共交通網形成計画でありますが、これは合併後の2009年12月に作成された津市地域公共交通総合連携計画、こちらは計画期間が2010年から2015年という5年間でございました。また、それを引き継いだ2015年3月に、第1次の津市地域公共交通網形成計画が策定されました。こちらは今年度の2020年3月までが計画期間とされておりまして、本計画に基づき、本市の公共交通政策が実施されてまいりました。第2次の計画は次年度から5年の計画期間となりますが、今期計画の実施の検証が非常に重要になってくると考えますが、まず初めに、項目1、今期計画の検証から見えてきた課題はについてお伺いをさせていただきます。活性化協議会での御議論等も踏まえた上で、現状をどのように考えているかお伺いをさせていただきます。 2点目、次期計画において、今後どのように公共交通の利用促進を図るのか。今期の課題に対応しつつ、利用促進を図ることで、今後5年間で津市の公共交通をどのような姿に持っていきたいのかという方向性について、お伺いさせていただければと思います。 そして、3点目でございます。鉄道路線におけるICカード利用地域拡大への取り組みの強化はについて、お伺いをさせていただきます。 現在、津市内の駅そして津以南の地域においても、JR伊勢鉄道線においてはいわゆる交通系ICカードが利用できず、例えば名古屋駅からJR線を利用した際に、津駅ではICカードを使用して駅を出ることができないという課題がございます。2019年3月からは、JR関西本線南四日市駅から亀山駅間でICカードが利用できるようになりました。それまでJR関西本線でのICカード利用区間は名古屋駅四日市駅間でしたが、南四日市駅亀山駅間でも利用できるようになったことで、利便性が向上しております。国もキャッシュレスを推進しており、本市としてもシルバーエミカの普及を図っている今、ぜひ交通系ICカードの津市内の鉄道駅での利用地域拡大について対応が求められると思いますが、この点について関係市町とも連携して、関係諸機関への働きかけをより一層強めていくべきと考えますが、お考えを伺います。 続きまして、3、持続可能な地域商業の構築と津センターパレスの経営について、お伺いをいたします。 昨日の小野議員の質問の中でもお話がございました。2019年11月30日をもって、これまで営業を続けてきた商業施設が撤退をするということで、地域住民にとっては日々の生活に対する影響の大きさから、特に御高齢の方を中心として不安を訴える声を多数伺っております。また、周辺のオフィス街において日中働く方々からも、非常に不便だという声が高まっております。 そこで、1点目として、1階テナントの撤退について、どのように受け止めているか。また、新規テナント誘致に向けた対応はについてお伺いをいたします。 津市は、このセンターパレスに対しては3つの立場を持っております。津市の商業振興、中心市街地活性化を担う行政としての立場はもちろんのこと、出資者、とりわけ筆頭株主として、そしてセンターパレスという建物の共同所有者としての立場であります。それを踏まえた上での対策が求められると考えますが、お考えについてお伺いいたします。 また、テナントが決まるまでの間、既に今買い物に困っている人が存在しています。テナントが決まる間の対策も急ぎ求められるところでもあります。また、これから超高齢社会、そして本格的な人口減少局面を迎える中で、地域商業を持続可能なものとしていくという課題は現に存在しておりますが、高齢者あるいは障がいを持たれる方など、いわゆる買い物弱者の方へのサポートは、今後センターパレス周辺の大門などの地域のみならず、さまざまな地域での課題として出てくると考えております。 そこで、2点目として、いわゆる買物弱者への支援に向けた取り組みはについてお伺いをいたします。 3点目として、津センターパレスの集客、都市機能の向上の観点から、5階センターパレスホールの改装、コンベンション機能の充実についての考えはについてお伺いいたします。 津市産業・スポーツセンター、サオリーナの開業以来、本市での各種の大会開催が相次いでおります。そうした中で、都市としてのコンベンション機能の強化が求められているところであります。市内の各種大会においてはよく利用されており、サオリーナと併用する形での利用もなされているセンターパレスホールでありますが、近年、内装や設備等に古さが目立ってきております。この際、施設の充実を図ることで、集客施設としての機能を強化するべきと考えますが、いかがお考えでしょうか。 最後に、ご当地グルメのまちづくりについてお伺いいたします。 先月、11月23日、24日に明石市で開催をされましたB-1グランプリin明石において、津ぎょうざ小学校がゴールドグランプリを受賞いたしました。今回、最高位を獲得したことは、それ自体は目的ではなく、津ぎょうざを通していかに津のまちを発信するのか、そしてまちづくりにつなげていくのか、これはゴールであるとともに、スタートであると感じています。 そこで、1、B-1グランプリin明石での津ぎょうざ小学校のゴールドグランプリ受賞、B-1首長サミット参加を今後のまちづくりにどのようにつなげるかについてお伺いをいたします。 そして、来年の5月には同じ三重県内の四日市市でB-1グランプリ地区大会が開催される予定ですが、これまで県内の5団体が連携協働しながら、こうしたご当地グルメのまちづくりに取り組んできました。それがここに実を結んだというふうにも言えます。これを契機として関係する自治体の行政機関においても連携して三重として盛り上げ、より一層の情報発信につなげていく必要があると感じております。 2点目、5月に県内開催となるB-1グランプリ地区大会の成功に向け、関係自治体との連携をについてお伺いをいたします。 1回目の質問は以上でございます。御答弁よろしくお願いします。 ○議長(岡幸男君) 岩脇議員、続行しますがよろしいですか。 ◆12番(岩脇圭一君) はい、結構です。 ○議長(岡幸男君) ただいまの岩脇議員の質問に対する答弁を求めます。     〔市長 前葉泰幸君 登壇〕 ◎市長(前葉泰幸君) ただいま一津会を代表され、岩脇圭一議員からいただきました御質問にお答えをいたします。 私からは一般質問の1番で、災害時の障がい者・高齢者の避難についてでございます。 津市におきまして、避難行動要支援者の避難行動支援に係る計画というのは、全体計画と個別計画に分けてございます。全体計画は平成25年8月に国から示されました避難行動要支援者の避難行動支援に関する取組指針に基づきまして、避難行動要支援者に係る全体的な考え方を整理し、地域における共助による避難支援、地域防災計画の下位計画と位置づけて、津市避難行動要支援者避難支援対策マニュアルを定めました。個別計画はこの全体計画に基づき、自治会や自主防災組織など避難支援をなさる関係者の協力のもと、個々の避難行動要支援者避難支援活用シートを作成し、発災時に避難行動要支援者の避難支援を行う方、それから避難支援を行う上での留意点、それからどこに避難するかという避難場所、どのような経路をたどるかなどを把握しようとするものでございます。 この個別計画の作成状況でございますが、私ども津市の中で692の自主防災組織のうち、まだ27の自主防災組織で個別計画を作成したにとどまっております。もっとも未作成の自主防災組織にあっても、計画という形にはなっていないものの、個別の情報は把握され、具体的にどのように避難するかというのは、情報としてはお持ちだということもかなりのところでございますので、こうした情報を活用シートという形で仕上げていただくということで、個別計画の作成は進むものというふうに考えます。したがいまして、今後は避難支援等関係者の皆様に対して、さまざまな機会を捉えて、避難行動要支援者名簿の積極的活用と個別計画としての避難行動要支援者避難支援活用シートの作成を促す、このような啓発を行ってまいります。 残余につきましては、上下水道事業管理者及び各部長から御答弁を申し上げます。     〔上下水道事業管理者 田村 学君 登壇〕 ◎上下水道事業管理者(田村学君) 議案第141号津市水道事業、工業用水道事業及び公共下水道事業の設置等に関する条例の一部の改正について、2点御質問いただきましたのでお答えいたします。 まず、1点目の組織改編に至った経緯、背景につきましては、水道事業、下水道事業の推進に当たっては、合併以降、職員体制のスリム化を図り、少ない職員で広い市域をカバーする効率的な業務推進に取り組んでまいりました。また、平成27年度には公共下水道事業に地方公営企業法を適用し、上下水道事業管理者のもとに水道事業及び下水道事業に係る指揮命令系統を一元化するとともに、両事業に係る総合的な経営戦略を担う上下水道事業管理室を置く2局1室体制を構築してきました。今回の見直しは現行体制に基づき、公営企業として水道事業、下水道事業の経営に取り組んで5年が経過しようとする中、今後においてもライフラインとしての水道水供給の維持、汚水処理の推進、さらには雨水排水対策等の災害対応にもしっかりと取り組み、市民の生命と財産を守るという重要な使命を着実に果たし続けていくため、これまでの取り組みの経過や成果、課題を踏まえつつ、一層の効率的な事業推進体制を整えようとするものでございます。 次に、2点目の組織改正に係る現場の声の反映につきましては、職員の中で管理部門において事務が重複していることや、技術職員が技術系の業務に集中できていないことなど、現行体制における課題に対する認識が深まっていたことから、将来を見据えた組織体制をどうすべきか担当副主幹級以下の職員によるワーキンググループを設けて検討を重ね、作成された複数の改正案をもとに課長級以上の職員で協議し、まとめたものでございます。今回の組織改正案は、現場を担う職員が地方公営企業の職員としてコスト意識を持って効率的に業務を執行し、一層の事業推進を図るためにはどのような組織体制が望ましいのかを真剣に考え、議論を積み上げ、形にしたものでございます。     〔都市計画部長 蓑田博之君 登壇〕 ◎都市計画部長(蓑田博之君) 次期地域公共交通網形成計画について、3点御質問をいただきましたのでお答えをいたします。 現行の津市地域公共交通網形成計画は、令和2年3月をもって計画期間が満了することから、現在、第2次津市地域公共交通網形成計画の策定に向け、自治会連合会や公募委員の市民の方、公共交通運行事業者や三重運輸支局等の関係機関、学識経験者等で構成する津市地域公共交通活性化協議会において協議を進めておりますので、協議会の議論の現状をお答えいたします。 まず、1点目の今期計画の検証から見えてきた課題につきましては、鉄道、乗合バス、海上アクセス等が一体となった公共交通網を構築する上で、特にコミュニティバスは従来の地域にとらわれず、より地域の方の生活実態に即した公共交通サービスを提供することが必要とされております。また、乗合バスにおいては持続可能なものとするため、地域の移動ニーズに応えつつ、効率化を図る必要があります。 一方で、一定のサービス水準を維持していくには、行政や交通事業者による事業だけでは限界があることから、市民が自発的に公共交通サービスに関与することも必要です。また、公共交通サービスを提供するだけでなく、それを利用するための環境整備や情報提供も重要であるとの協議がなされております。 続きまして、2点目の次期計画における公共交通の利用促進につきましては、生活の移動手段である公共交通を維持し続けるためには、市民のニーズに応じた公共交通の運行を確保するとともに、自転車利用も含めたモビリティマネジメントを初めとして、バスの乗り方教室や利用促進イベントの実施、広報紙やホームページへの掲載など、公共交通に対する認知を高めるための事業を組み合わせることにより、市民意識の向上に努めていくことが重要であるとの協議がなされております。 最後に、3点目の鉄道路線におけるICカードの利用拡大への取り組みにつきましては、平成25年3月には全国10種類の交通系ICカードの相互利用サービスが開始をされ、1枚のカードで利用できる公共交通機関の範囲が大幅に拡大したこともあり、交通系ICカードは急速な普及と発展を遂げてきています。こうした中、津市内の鉄道におきましては、近鉄は交通系ICカードを利用できますが、JR東海及び伊勢鉄道では利用できないのが現状でございます。津駅はJR東海及び伊勢鉄道と近鉄が共通の改札となっておりまして、議員の御発言にもございましたが、例えばJR東海で交通系ICカードを利用して、名古屋駅から津駅まで乗車した場合、津駅での改札時にエラーが発生するということになります。 このことから、利用者の利便性向上を図るため、毎年度、三重県及び沿線市町の24自治体で構成する三重県鉄道網整備促進期成同盟会を通じて、鉄道事業者へJR亀山駅以南のICカード利用可能エリアの拡大を早期改善要望項目として働きかけてきております。今年度におきましても、利用者の利便性向上を図るため、1月に同盟会の要望として鉄道事業者に早期改善を求める予定でございます。     〔商工観光部長 松田千秋君 登壇〕 ◎商工観光部長(松田千秋君) 3の持続可能な地域商業の構築と津センターパレスの経営について、3点お答えいたします。 1点目の1階テナント、スーパーマーケットでございますが、この撤退に対する受けとめと新規テナントの誘致に向けた対応についてです。 まず、今回退去したスーパーマーケットの経緯についてであります。 津センターパレスは昭和60年4月に開業しましたが、開業当時1階は個店のテナントが入居し、スーパーマーケットについては、今回退去されたスーパーマーケットとは別のテナントが地下1階に入居していました。その後、昭和62年2月にこの地下1階に入居していたスーパーマーケットが退去したことから、今回退去したスーパーマーケットが地下1階に入居し、営業してきましたが、平成19年4月、これまで1階に入居していた個店で組織する協同組合が解散したことに伴い、地下1階から1階へと移転されました。当スーパーマーケットについては、先日、11月30日をもって営業を終了され、従来のようには買い物がしづらくなるなど、この地域には少なからず影響があるものと思っています。 今後のテナント誘致については、早期に新たな出店に向けて、津センターパレスにおいて積極的に取り組んでいただくよう、株主津市として働きかけていきます。 次に、2点目の買い物弱者への支援に向けた取り組みについてです。 津センターパレスの周辺地域には同種の店舗もありますので、今回のスーパーマーケット退去後においても買い物は可能なエリアですが、当スーパーマーケットでは12月2日、隣接する津市まん中広場において移動販売車による食料品の販売を行っており、今後、月曜日と水曜日を基本に実施していくこととしています。また、このような移動販売車による取り組みは、本市においても買い物の不便な地域を対象に、当スーパーマーケットや他のスーパーマーケット等が実施をしていますが、中でも殿舟団地においては、殿舟団地自治会連合会と生活援助ボランティア団体「ささえあいとのふね」が協力をし、独自に移動販売の誘致を実現されるなど、地域住民が主体的に取り組んでいる事例もありますので、こういった取り組みに対しては支援をしていきます。 次に、3点目のセンターパレスホールについてですが、津市センターパレスホールは昭和60年に津市の産業発展に寄与し、市民の生活及び文化の向上、並びに福祉の増進を図るために設置され、セミナーや親睦会、研修会、説明会、催し物などを中心に利用されています。当ホールが中心市街地にありますとともに、隣接する都シティ津と連携をしつつ、大人数が飲食をしながら会議等が行えるなど当ホールの特徴を生かし、幅広く利用いただいています。しかし、オープンから34年が経過し、経年劣化等への対応も必要であり、これまでにも演出調光設備や音響設備、空調設備、舞台装置等の改修を順次実施するなど、状況に応じた対応を講じています。今後とも中心市街地における非常に重要な施設でありますことから、計画的に対応してまいります。 続きまして、4のご当地グルメのまちづくりについて、2点お答えをいたします。 1点目の津ぎょうざ小学校のゴールドグランプリ受賞、首長サミットを今後のまちづくりにどうつなげていくかについてであります。 去る11月23日、24日の両日に兵庫県明石市で開催されました「ご当地グルメでまちおこしの祭典!B-1グランプリin明石」において、全国から55団体が出展をされ、これまでの優勝者を除く47団体の中から本市の津ぎょうざ小学校がゴールドグランプリを受賞されました。関係者の方々の長年の取り組みが実を結び、大変喜ばしいことだと思っております。 さて、津ぎょうざにつきましては、学校給食での提供に端を発し、2008年に津まつりで販売されたことを機に、市内の飲食店で提供されています。B-1グランプリの参加については、2011年の姫路大会に初出展以来、毎年参加され、2014年の福島県郡山大会で4位、2015年の青森県十和田大会では3位のブロンズグランプリを津ぎょうざ小学校が受賞されています。今大会においては、これまでの経験の積み重ねやボランティアで御参加いただいた高田高校女子柔道部と青山高校の生徒の若い力とともに、小学校をコンセプトに体操服、短パン、ランドセルを身にまとい、「津ぎょうざあかしの大運動会」をテーマとして、津ぎょうざや津市をPRしていただきました。総合評価では、味だけではなくおもてなしなども含めて判断されることから、御来場のお客様に対して津ぎょうざ小学校ならではのパフォーマンスが繰り広げられ、津を愛する気持ち、若い力による一致団結した取り組みが多くの来場者の心をつかみ、ゴールドグランプリにつながったと考えています。 また、今回の大会とともに、出展団体を擁する13の自治体の首長による「B-1首長サミット」が明石市主催で開催をされ、海外出張であった市長のかわりに青木副市長が出席しました。当該サミットでなされたB-1を通じたまちづくり宣言のもと、ご当地グルメでまちに人を呼び、地域活性化を目指すというB-1の趣旨に基づき、食を通じた地域の発展と自治体間でお互いに連携協力していくことが確認されました。今回の津ぎょうざ小学校のゴールドグランプリ受賞により、ご当地グルメの津ぎょうざが津市を代表する観光資源の一つとしての地位を確立し、全国にその名が広がりました。今後これを機に、この食と市内の多彩な観光資源をつなげた新たな観光PRを展開することにより、津市に多くの方が来ていただけるよう、しっかり取り組みをしていきます。 2点目の来年県内で開催されるB-1グランプリ地区大会に向けた連携についてお答えをします。 2020年5月には三重県下初の地区大会として、「東海・北陸B-1グランプリin四日市」が開催をされます。この大会を契機として、全国区となった津ぎょうざにより、多くの方が本市を訪れていただき、交流人口の拡大が見込まれますので、県内の大会出場市とともに連携をし、四日市市での大会の成功に向けて盛り上げていきます。 ○議長(岡幸男君) 質問の途中でありますが、午さんのため暫時休憩いたします。     午前11時59分休憩     午後1時00分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 午前中の岩脇圭一議員の質問を続行いたします。 岩脇議員は登壇をお願いします。 ◆12番(岩脇圭一君) 続けます。再質問のほうをさせていただきます。 まず、1点目の議案第141号に関してでございます。 今回、組織再編という非常に大きな経営上の改革ということでございまして、この点、以前にも私のほうから御質問させていただいておりますけれども、今回の組織改正によって人材の育成、技術の継承や伝承というか、その点についてどのように作用するのか。昨今、昨日の小野議員の質問に対する答弁でも、土木職の採用に非常に苦労しておるというような状況も明らかになっております。また、近年多発する豪雨災害等の対応等で、災害対応などもやはり公営事業である水道、下水道の部分で非常に大切なものとなってきておりますが、この点についてのお考えをお伺いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎上下水道事業管理者(田村学君) 今回、組織の改正の関係といわゆる技術職員による技術継承とか、技術者の育成というのがどのように機能するのかというふうな御質問かと思います。 これまでも技術の継承に関しましては、内部、外部問わずさまざまな研修の機会に積極的に参加させていただきますこととか、あるいは先輩幹部職員が講師となりまして、実際に現場で学び培ってきた経験、これをその知識や技術を若手職員に伝承するという、こういう目的の技術経験伝承研修というものも取り組ませていただいてまいりました。 これは全庁的にでありますけれども、また、専門的な技術とか知識、これについてはやっぱり基本的にはOJT、これに基づいて仕事に必要な知識とか技術、技能などを先輩職員あるいは異動になった場合はその前任者から計画的・継続的に指導し、伝えていくと。そういうふうな取り組みによって技術者の継承というのを図ってきておるところでございますが、今回の組織改正によりまして、技術部門に人的資源の集中、これが図れますので、この技術の継承とか技術者の育成、これ進める環境というのが一層整うのではないかというふうに考えております。 ◆12番(岩脇圭一君) 非常にこれまでも議論があって、いろいろと取り組みを進めていただいているということは理解をしております。今回、これから新たな組織となる中で、現場の議論を積み上げて今回の組織改正をされたということでございますけれども、実際イメージしたことは運営の中で実現されているのかということをぜひ検証していっていきながら、今後も組織のあり方というのは考えていっていただきたいなというふうに思います。 この点については以上です。 一般質問の1点目のほうです。災害時の障がい者・高齢者の避難について、市長に御答弁いただきましたが、この点、もう既につかんでいただいている個人情報の部分、個人のそれぞれの情報をシートに記入していく中で、作成を進めていくというようなことで、かなりの部分はつかんでいっていただいていると思うんですが、進んでいないことの理由としてよく挙がっているのが、やはり個人情報だからプライバシーの問題だとかということが、ハードルになっているということを他自治体のほうの情報では出てきております。その点については、津市においてはどのように捉えていただいているでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 個人情報の扱いにつきましては、避難行動要支援者名簿を作成することが義務づけられるに当たりまして、災害対策基本法の改正に伴って、基本的に避難行動要支援者から同意を得た場合にこれは提供していただいて、それを有効に活用するというような方向で定められております。同意という観点につきましては、本市といたしましては条例を制定いたしまして、逆手上げ方式のような形で提供に対して同意を得たというような形をとっておりますので、それをいかに使うかというようなところに問題があるだけでございます。 プライバシーの問題というのは確かにありますけれども、そういった同意を得ているということを前提にして、いかにやはりそれぞれ個別の方に当たっていただくかというのが非常に大事だと考えておりますので、そういった避難行動要支援者名簿における名簿情報の扱い方について、しっかりと避難支援の関係の方々に御説明をさせていただいて、踏み込んだプライバシーにかかわるような部分も積極的に把握をしながら、的確な避難行動、避難計画ができ上がるように支援をさせていただきたいというふうに考えております。 ◆12番(岩脇圭一君) ありがとうございます。 実は令和元年11月13日付の消防庁から出された文書の一番最後に、逆手上げ方式の事例として、津市避難行動要支援者名簿情報の提供に関する条例というものが上がっております。やはりこういったことについて、ぜひその方向で理解を進めていただきながら、ぜひ進めていっていただきたいなというふうに思っています。東日本大震災の折に、亡くなった人の6割以上が60歳以上と。障がいのある人の死亡率は住民データの2倍だったというふうなデータもございますので、ぜひしっかりと進めていっていただければというふうに思っております。 以上でございます。 3点目のほうを先にいかせていただきたいと思います。 この点、センターパレスの件でございます。大変これまで私も議員になって初めて、あしたから私どうやって生きていけばいいのかというぐらいのことを言われて、非常にショックを受けたんですけれども、やはり食料品の購入とかというのはライフラインなんだということを改めて認識いたしました。センターパレスの件は相手方もある話でございますので、今後いろんな形でぜひ津市としては一歩踏み込んだサポートを3つの立場の中で進めていっていただきたいということを思っております。 再質問のほうに移らせていただきたいのですけれども、近年、買い物弱者という言葉がございます。こちらは経済産業省や農林水産省の定義でいうと、経済産業省などの定義でいくと全国で700万人の方が買い物弱者に当たるんじゃないかというようなお話もある中で、やはりこれから急激にそういった必要がある方というのがふえていくというふうに思っています。やはりこの点、商業イコールビジネスですので、この点だと商業振興という形になるんでしょうけれども、多くの自治体は経産省や農水省の事例集などを見ても、地域福祉施策としてやはり展開をしているというケースが多々あります。 さまざま今後民間団体の協働とか、事業委託とかさまざまな枠組みが考えられるわけですけれども、こうした国等の支援メニューを活用して、今後、各地域に、それぞれ事情が違います。高齢化が進む住宅街、また中山間の本当にアクセスのしにくいところ、そういったところはあると思いますが、これまで以上にぜひ一歩踏み込んだ施策もとり得るような今後検討をしていっていただきたいというふうに思いますが、この点いかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) 買い物支援、買い物の場の確保でありますが、提供、御指摘いただきました買い物支援も含めてになりますが、民間の事業者の活動の中で取り組んでいただく、展開していただくことが基本であるのかなというふうには考えておりますが、この基本に立ち入りながらも、支援のあり方につきましてはいろんな方策でありますとか、手法でありますとか、そういったことがあると思われますので、今言われました内容も含めまして、検討していきたいというふうに思っております。 ◆12番(岩脇圭一君) ありがとうございます。 この点、国のほうも各省庁にまたがった課題として取り組まれていますので、ぜひ庁内連携というか、そういった形で進めていっていただければなというふうに思っております。 少し戻って、この点はあれなんですけれども、次期地域公共交通網の形成計画のほうで、今まさしく活性化協議会、先日、私も傍聴させていただきましたけれども、非常に活発な議論が、有識者の方もたくさん参加されて取り組んでいただいているという印象を受けました。逆にこれを結構まとめていくのは大変だと思うんですが、この中でもやはりいずれにしても私はふだんから公共交通も積極的にというか、なければ生きていけないぐらい利用していると思うんですけれども、かなり津市の公共交通網ってよくできているというふうに思います。本当に大門から下之川へ行くのでも、いろんな乗り継ぎをして朝少し早く出れば、割といい時間に到着することができるというような、すぐれた多分交通網を既に有していると思います。 ただ、これを今後人口減少の中で維持をしていこうとすると、やはり乗っていかないといけない。これも高齢者の方というだけではなくて、ファミリー層であったり私みたいな単身の普通に働いている方でも同じなんですけれども、ふだん自動車で乗っているところを少し振り返ってもらうというか、そういったものを使ってもらうような工夫が今後必要だと思います。計画内とか、国土交通省もモビリティマネジメントということも言っていただいている、答弁の中でもありましたけれども、こういったことについてぜひ、まだこれからパブリックコメントもかかって、次の年度末の全員協議会ぐらいで多分出るのかなというふうには感じたと思うんですが、ぜひこの点進めていっていただきたいというか、計画の策定期間内でもいろんな声を受けながら、進めていっていただきたいというふうに付言をさせていただきます。 最後、津ぎょうざでございます。津ぎょうざのほうは本当に前向きな御答弁いただきました。青木副市長のほうも明石のほうにいらっしゃっていただいて、たくさんの団体の方とも交流をしていただいたということで、やっていただいたというふうに思っています。これからがやっぱり本当の勝負だと思います。津ぎょうざというものを売るんではなく、津ぎょうざを通したあくまでも津のまちを売っていくというところでございますので、今後、津ぎょうざを通して榊原温泉、専修寺、そして名松線もあるぞと、これいろいろ津の魅力を、ウナギもあるぞと、そういう魅力をぜひ発信していって、取り組んでいっていただきたい。その中で、やはり今すごく県内市まちとの、前葉市長が市長会で活躍していただいたりとか、首長連携すごく進んでいっていただいていますので、ぜひこの中で四日市市と中心として連携していくことにはなりますけれども、ぜひ行政として踏み込んだ連携の仕方をしていっていただければなと思いますが、部長、いかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎商工観光部長(松田千秋君) 来年、三重県で初の地区大会ということで開催されます。県内の他の出場市とともに、やっぱりこれを機会にというふうなところで、しっかり連携できるところはしっかり取り組んでいきたいというふうに思います。 ◆12番(岩脇圭一君) ありがとうございます。 行政の立場として、職員として、これからシティプロモーションであったり観光分野であったり、ぜひ津ぎょうざということを切り口にして、自治体間連携をしっかり進めていっていただきたいというふうに思います。 ICカードの件も今回あえて言わせていただいたのは、やはりここ最近すごく津市というものが、自治体間連携の中で存在感を前葉市長に増していっていただいているというふうに思っています。今度、新しい近鉄特急も投入されると伺っておりますけれども、そうした中で、やはり今世の中でキャッシュレスやまたICカードの活用というものが進んでいる中で、津で出られなかったら名古屋まで取り消しにいかないといけないんですよ、これICカードを。ただ、これ入った駅で取り消すという形になるみたいで、私は出るときに言われたんですけれども、それでびっくりしたということが1回ありました。そういったこともございます。東京から来た人はそういう思いをしたときどう思うか。それをぜひまたその点も踏まえていただきながら、自治体間連携、津ぎょうざを通して進めていっていただければと思います。 私からの質問は以上でございます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で、岩脇議員の質問は終了いたしました。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 田中千福議員。     〔26番 田中千福君 登壇〕 ◆26番(田中千福君) 皆さん、こんにちは。県都クラブの田中千福です。県都クラブを代表して、市政一般6件を質問させていただきますので、御答弁のほどよろしくお願いたします。 まず最初に、森林経営管理制度についてお伺いをいたします。 我が国の森林の所有は、小規模、分散的で長期的な林業の低迷や森林所有者の世代交代などにより、森林所有者への森林の関心が薄れ、森林管理が適切に行われない伐採した後に植林がされないという事態が発生しています。83%の市町村が管内の民有地の手入れが不足していると考えられている状況であり、森林の適切な経営管理が行われないと、災害防止や地球温暖化防止などの森林の公益的機能の維持増進にも支障が生じることとなります。加えて、所有者不明や境界不明確などの課題もあり、森林の管理に非常に多くの労力が必要になるといった事態も発生しています。そのような背景がある中、森林経営管理制度ができたと思いますが、次の5項目についてお伺いをいたします。 1つ目に、森林経営管理制度とは何か。 2つ目に、森林経営管理法の趣旨は何か。 3つ目に、森林経営管理法の仕組みについて。 4つ目に、森林経営管理法により期待される効果とは何か。 5番目に、事業の手順はどうかについてお伺いをいたします。 次に、令和版営農会議についてをお伺いいたします。 高齢者による農業離れが急速に進み、遊休農地の増加問題は厳しい状況にあるとともに、中山間地にある農地は集積・集約化が難しく放置されたままで、引き受け先のない遊休農地として放置されている現状にあります。これらの遊休農地を含む地域農業の課題解決のために、先日、市を初めとする農業関係機関の連携を強化するため、令和版の営農会議を発足されました。私は美里地域でも以前からこの問題を身近に感じ、関係部署に相談や提案などをさせていただいたこともございます。既に第1回令和版営農会議を市内12地域で10月から11月に開催されました。そして、12月に第2回目、2月には第3回目と予定されているそうでありますが、そこで第1回会議を終えて地域で出された意見や発言は、このことにつきましては、きのうの伊藤議員の質問においての答弁で了とさせていただきます。 2つ目に、3回の会議実施後のスケジュールはの、以上1点についてお伺いをいたします。 次に、学校における働き方改革に関して、業務改善及び勤務時間管理等に係る取組みについてをお伺いいたします。 今日の学校を取り巻く環境は複雑化、多様化しており、貧困問題への対応や保護者からの要望への対応など、学校に求められる役割が拡大しています。また、教育の質の向上のための授業改新や、さまざまな教育課題への対応も求められています。こうした中で教師の勤務実態を踏まえ、教師の業務負担の軽減を図ることは喫緊の課題です。 文部科学省の諮問機関である中央教育審議会では、平成29年6月から新しい時代に向けた持続可能な学習指導、運営体制の構築のための学校における働き方改革に関する総合的な方策について審議が行われ、同年12月22日に中間まとめが取りまとめられ、これを踏まえ、文部科学省は緊急対策を取りまとめるなど、学校における働き方改革に向けた取り組みを進めて、これを受けて本市の学校における働き方改革に関して、業務改善及び勤務時間管理等に係る取組みについて、業務の役割分担を適正化にするための取組みについてをお伺いいたします。 アとして、登下校に関する対応、イとして学校徴収金の徴収・管理、ウ、調査・統計等への回答等、エ、部活動、オ、授業準備、カ、学習評価や成績処理、キ、学校行事等の準備・運営、ク、支援が必要な児童生徒・家庭への対応などの現状を伺います。 次に、学校における交通安全教育についてをお伺いいたします。 先日、新聞報道でJAF、日本自動車連盟の信号機のない横断歩道での歩行者横断時における車の一時停止状況全国調査において、三重県が昨年はワースト3位、ことしは最下位であったとのことでございます。本来、信号機のない横断歩道で歩行者優先は、道路交通法で義務づけられており、違反した場合は交通違反切符の交付と反則金が課せられます。この報道では、9月末時点で違反が900件を超え、人身事故も毎年30件から40件発生し、死亡者も出ていることから、県警はこの事態を受け、ことし6月から毎月11日を「横断歩道SOS(さわやかな横断でスマイル)の日」と定め、対策に乗り出しているとのことであります。 ところで、この調査では2年連続首位になった長野県です。長野県警によると、県内の小学校の半数以上が横断歩道で一時停止した運転手に、児童・生徒が礼を言うように学校教育の中で指導されているとのこと。県警担当者は、「礼を言われれば運転手も悪い気はしない。そういうことの積み重ねが首位につながったのではないか」との分析をされているそうであります。そして、長野県では「思いやり乗せて信濃路咲く笑顔」のスローガンで、交通安全運動が実施されています。歩行者もドライバーもお互いに思いやりを持って、痛ましい交通事故が1つでも減ってほしいとの願いを込めましてお伺いをいたします。 津市内の小・中学校において、交通安全教育の一環として、横断歩道で一時停止をした運転手に児童・生徒が礼を言うような取り組みはできないのかをお伺いいたします。 次に、災害対策基本法に基づく避難行動要支援者についてお伺いをいたします。 平成26年6月、災害対策基本法の改正で地方自治体には自力避難が困難な高齢者や障がい者、要介護認定者を事前に把握し、避難行動要支援者名簿を作成することが義務づけられました。さらに、避難の実効性を高めるため、名簿の情報を共有し、支援者や避難方法、手順を定めた個別計画の策定を求めています。この個別計画では自治体の努力義務とされ、余り進んでいないのが実情であります。昨年、総務省消防庁が西日本豪雨災害後に実施した調査では、昨年の6月時点で、全国の1,739市区町村の97%に当たる1,687の自治体が要支援者名簿を作成済みで、そのうち個別計画を作成したのは、わずか14%の239自治体、一部含ませたのが43%の741自治体、全く作成していなかったのが44%の759自治体でありました。 先日の台風第19号では大規模な河川氾濫で洪水被害が多数発生し、甚大な被害が出るとともに、災害弱者である高齢者の方々を中心に80人以上の方が亡くなられました。 そこで、お伺いをいたします。本市の「避難行動要支援者名簿」の作成は。作成に当たっての問題点は。 2つ目の「個別計画」策定状況。策定に当たっての問題点はにつきましては、先ほどの岩脇議員の質問での答弁によって了とさせていただきますので、よろしくお願いいたします。 最後に6番目として、市道白山・芸濃線(通称グリーンロード)の全線舗装計画についてお伺いをいたします。 以上で、1回目の質問を終わらせていただきます。御答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの田中議員の質問に対する答弁を求めます。     〔市長 前葉泰幸君 登壇〕 ◎市長(前葉泰幸君) ただいま県都クラブを代表され、田中千福議員からいただきました御質問にお答えをいたします。私からは一般質問の1番、森林経営管理制度について申し上げます。 (1)のこの制度はどんなものか、(2)の法律の趣旨、それから(3)の仕組み、この当たりのお答えをまずさせていただきます。 林業をどう進めていくのか、あるいは森林資源をどう管理していくのかと、この2つをしっかりと両立させるということが森林林業政策の今直面している課題でございます。現状、多くの森林所有者が林業経営を行うという意欲がなかなか持てないということである一方で、それほど数は多くないんですが、林業経営を行おうとしている方にとっては事業規模を拡大したいということが課題となっておるということで、こういう森林所有者と林業を行おうとする事業者の連携を構築するということが必要でございます。 そこで、この法律においては森林所有者に対して適切な経営管理を促すために、その責務を明確化して、仮に経営管理しないという森林については市町村に委ねると、市町村が経営管理を行うと。あるいは意欲と能力のある林業経営者に再委託という形で委ねると。こういった措置をとることによって森林管理を適正化して、林業経営も効率化していこうと、こういうことを狙うものでございます。財源としては、ことしから国から都道府県と市町村に譲与される森林環境譲与税を活用することになります。この森林環境譲与税は森林環境税を財源とするわけでございますが、この森林環境税は令和6年度からの徴収でございます。年間1,000円です。まだ5年早いわけでございますが、令和元年度から5年間は暫定的に交付税譲与税配付特会、特別会計において借り入れが行われ、令和6年度以降の税収でもってそれを賄っていくと、償還していくと、こういうスタイルで、5年前倒しでスタートしたわけでございます。 そこで、4番、効果でありますが、一番問題となった施業が行われず、手入れが行き届かない。そういう森林を整備するということが大きな効果でございます。森林所有者にとってみれば、これまでなかなか手を出せなかった、手入れができなかった森林を自分の費用負担なしで整備することができるので、みずからの森林を適正に維持し、後世に引き継いでいくことができるということでございます。 一方、林業を積極的にやりたいという方にとっては、みずからの持っているもの以外にも受託をすることができますので、いわば経営規模の拡大、そして人を雇っている場合もあるでしょう、雇用の安定ということが期待できるわけでございます。 そこで、最後の5番目、事業の手順でありますが、まず、森林所有者に経営管理意向調査というのをやります。これから経営管理していくおつもりありますか、あるいは林業を続けるおつもりありますかというようなことを聞きます。それに基づいて、経営管理権集積計画というのを立てます。これによりまして、市が再委託する部分、市が一旦経営管理権を取得して、そしてそれをどなたかに再委託する、あるいはみずから整備するというようなものを仕分けしていくと、こういうことになるわけでございます。 そこで、本年度のこの調査でありますが、芸濃地域から着手しております。これは森林からの土砂の流出、堆砂が安濃ダムにたまっていると、こういう状況もありますので、安濃ダムのしゅんせつ、今やっておりますが、それと並行してまず芸濃地域、来年度以降、森林面積の大きい地域から順次この調査に着手し、できる限り早く森林整備の実際に取りかかれるよう努めてまいります。 残余の御質問につきましては、それぞれ担当部長及び教育委員会から御答弁を申し上げます。     〔農林水産部長 小畑種稔君 登壇〕 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 令和版営農会議について、2点目の3回の会議実施後のスケジュールはどのように進めるのかにつきましては、来年度の令和版営農会議のスケジュールとなりますが、農繁期を除き、定期的に年間5回程度の開催を予定しております。会議の進め方につきましては、遊休農地や近い将来に遊休農地となりそうな農地について、個別に出し手と受け手のマッチングに向けた具体的な協議を行ってまいります。 また、例えば人・農地プランの実質化など、案件によりましては関係5者だけに限らず、農地中間管理機構の職員や土地改良区等の関係者を会議に招き、具体的な協議へと発展させながら、農地の利用最適化と耕作継続につなげてまいります。     〔教育長 倉田幸則君 登壇〕 ◎教育長(倉田幸則君) 3の学校における働き方改革に関してお答えいたします。 本市では学校における働き方改革を推進するに当たりまして、学校や教職員の業務を見直し、役割分担を明確にするとともに、新たな業務の担い手や仕組みをつくり出すことで、学校における働き方改革を推進しております。 まず、アの登下校に関する対応につきましては、保護者や見守り隊などの地域ボランティアの方々の力をおかりしながら、指導、見守りを行っております。 次に、イの学校徴収金の徴収・管理、ウの調査・統計等への回答等、オの授業準備、カの学習評価や成績処理、キの学校行事等の準備・運営につきましては、平成30年度から配置している教員支援員やスクールサポートスタッフがその業務を担うことにより、教員が直接子どもたちにかかわって指導する時間の確保に効果を上げております。引き続き教員支援員の配置による効果や勤務形態を検証し、さまざまな任用形態や勤務形態も検討しながら、より多くの教員支援員を配置できるよう取り組んでまいります。国・県による事業のスクールサポートスタッフにつきましても、より多くの学校に配置されるよう、県教育委員会に対ししっかり働きかけてまいります。 エの部活動につきましては、津市立中学校部活動指針に基づき、部活動の休養日の適切な設定を通じて、子どもたちや教員の負担軽減を図るとともに、顧問として指導を行うことができる部活動指導員の配置により、教員の指導の負担軽減を図ってまいります。 クの支援が必要な児童生徒や家庭への対応につきましては、福祉部門を初め必要となる支援の内容に応じて、スクールソーシャルワーカーなど専門的な人材や民生委員・児童委員などの地域の方々と連携しながら対応しております。 こうした取り組みは、教員自身の負担が軽減されるだけでなく、児童生徒や家庭にとってもわかりやすい指導や細やかな対応が得られることにより、効果的な指導支援となります。このような取り組みを進めるとともに、教員が毎日元気に子どもたちの前に立って、未来につながる力を育む教育を行うためにも、みずからの勤務管理についての意識を高めることができるよう働きかけてまいります。 続きまして、4の学校における交通安全教育についてお答えいたします。 市内小・中・義務教育学校では、各学年及び学級において、発達段階に応じて日ごろから学級担任等による交通事故防止に関する交通安全指導を行っております。また、一層効果的な指導ができるよう、警察署員や自動車学校の講師、三重県交通安全協会のアドバイザー等を招いて、交通安全教室を実施しており、その中で児童生徒に向けて横断歩道を渡った後のマナーについてのお話もしていただいている学校もあると聞いております。 これらの取り組みに加え、警察署や地区交通安全協会等で構成される津市交通安全対策会議では、重点目標として子どもの交通事故防止を設定しており、本年度は小学校6校を「まもってくれてありがとう運動」という運動のモデル校に指定し、横断歩道を渡り終えた小学生がお礼を言って感謝を伝えることにより、運転者のいらいら防止と安全意識の高揚を図る取り組みを行っています。「まもってくれてありがとう運動」の指定式においては、当日の朝、教員や警察官等が現地で子どもたちにお礼を言う指導を行い、その後、警察署の交通課長から児童会長に指定書を交付し、児童会で取り組みを広げていくよう指導しています。指定された学校では、以前より挨拶やお礼を言う子どもたちがふえたという声があり、子どもたちの安全への意識づけに効果があったと聞いております。 さらに、全小・中義務教育学校及び幼稚園において、津市の学校・園交通安全強化週間を設定し、学校、地域、保護者が連携しながら、幼児、児童生徒の交通事故防止に向けた登下校指導を実施しております。今後も関係機関や地域、保護者と連携した交通安全教育の取り組みを進めるとともに、児童生徒が運転者に感謝を伝える取り組みを行うなど、各学校において効果的な取り組みが継続的に行われるよう、校長会等で指導してまいります。     〔危機管理部長 永戸吉朋君 登壇〕 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 避難行動要支援者について御質問をいただきましたので、お答えいたします。 本市の避難行動要支援者名簿についてでありますが、平成25年6月に災害対策基本法の一部が改正され、避難行動要支援者名簿の作成が市町村に義務づけられました。本市では平成28年3月から避難行動要支援者名簿の作成配付を開始いたしました。この名簿については、毎年度当初に最新の情報に修正したものを自治会や自主防災組織の総会などの機会を捉え、避難支援等関係者の方々にお配りし、あわせて個別計画の作成など、要支援者の方々への支援方法を示した避難行動要支援者避難支援対策マニュアルもお配りして、当該名簿を活用した避難支援への取り組みについても御協力をお願いしております。 当該名簿の作成配付を開始して4年が経過しましたが、緊急連絡先の確認、家族との同居・別居の把握等、名簿作成上の課題も出てきております。今後この課題の解決に向けて、関係者の方とも検討してまいります。     〔建設部長 磯部典生君 登壇〕 ◎建設部長(磯部典生君) 6番目の市道白山・芸濃線(通称グリーンロード)でございますが、こちらの全線舗装計画についての御質問でございます。 この路線につきましては、津市舗装維持管理修繕計画に位置づけた路線でございまして、この計画ではこれまで傷んでから直す事後的な修繕から損傷が大きくなる前に直す予防保全的な修繕への転換を基本として、増大する維持管理コストの削減や平準化を図りまして、道路の安全性や信頼性を確保することを目的としたもので、特に交通量の多い主要な道路を対象に舗装路面の損傷を調査することにより、健全度を把握し、損傷度の高い箇所を優先的に修繕する方針としております。 実施に当たりましては、調査時点から損傷が進行することなども踏まえまして、事前に損傷状況を再度確認した上で、翌年度に実施する箇所を選定し、国に対し交付金の要望をしております。交付金につきましては、国の予算でございますので、この予算の中で舗装修繕のほかに橋梁の修繕や道路改良などの交付金事業との配分もあることから、要望どおりの修繕の実施は難しい状況ではありますが、本計画に基づきまして、順次舗装の修繕工事を実施しております。市道白山・芸濃線における交付金を活用したこれまでの実績といたしましては、平成25年度から平成30年度までの6年間で、管理延長20.5キロメートルのうち約6.2キロメートルの舗装修繕を実施しております。 今後におきましても、引き続き限られた財源の中で交付金等の活用を図りつつ、予防的かつ計画的な舗装路面の健全化に取り組むとともに、職員による日常的な道路パトロールのほか、市民の方や郵便局等からの情報提供によります路面状況を把握し、路面の適切な維持管理を行うこと、道路の安全確保にも努めてまいります。 ◆26番(田中千福君) 答弁ありがとうございました。 それでは、再質問に入らせていただきます。 まず、林業経営管理制度からお伺いをさせていただきます。 1つ目に、林業経営とは何か、また、森林管理とは何かというのをお伺いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 森林経営管理法におきまして、林業経営とは造林、保育、伐採等の森林施業と立木の販売という経済活動を含めた概念とされております。また、森林管理とは林業経営のうち、植栽等の造林及び下刈りや除伐、間伐等の保育を指すものとされています。 ◆26番(田中千福君) 経営管理委託の対象となる森林はどのようなものですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 森林経営管理制度の対象となる森林は、都道府県知事が定めた地域森林計画の対象森林であって、水源涵養機能、木材生産機能、生物多様性保全機能など、森林の持つ多面的機能の発揮のために間伐等を実施すべきであるのにもかかわらず、長期間にわたって施業の実施がされていない森林で、森林所有者が市への経営管理委託を希望する森林が対象となります。 ◆26番(田中千福君) ありがとうございました。 次に、経営管理委託の対象とならない森林はどのようなものがありますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 森林経営管理委託の対象とならない森林につきましては、森林経営計画の認定を受けている森林、他の者に森林の経営管理を委託している森林、伐採跡地を含む立木のない土地は、経営管理委託の対象とはなりません。また、原則として天然林、竹林、幼齢林、若齢林は対象となりません。これらのほか、係争中の森林、複数の権利者全員が同意していない森林、境界の特定が困難な森林、小面積の飛び地など、一体で森林整備ができない森林は条件が整うまでは対象とはなりません。 ◆26番(田中千福君) ありがとうございました。 それでは、説明会を開催した地区は何カ所か、また、参加人数はどれぐらいおみえになりましたか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 説明会は5月28日に芸濃地域から開催しまして、9月27日までの間において安濃地域、美里地域、一志地域、白山地域、美杉地域及び市内全域を対象として8回開催しまして、229名の参加がございました。説明会で行ったアンケート調査について、森林を所有している規模については、「5ヘクタール未満」が56%で、「わからない」が23%でした。「現在、森林経営を所有者自身で行っている」は7%で、「他の者に委託している」が6%でした。「今後、市に経営委託をしたい」が61%で、「わからない」が37%となり、比較的小規模の森林所有者で約6割の所有者が経営管理委託を希望している結果となりました。 説明会において意見や質問で多くあったのが、「高齢化していくので早く市に経営管理を委託したい」や「小さい面積なので委託が可能なのか」など、森林の経営管理に不安がある意見や質問があり、各地域を通じて同様の内容が多くありました。制度の説明会を開催するに当たり、芸濃、美里、安濃、白山、一志、美杉の森林の多い地域には、広報紙と同時に開催案内を配布し、津、久居地域については広報紙に掲載し、参加を呼びかけましたが、参加者が少ない結果となっていることから、十分に制度が周知できていないと感じております。 今後も広報紙とホームページも活用しまして、森林経営管理制度の周知に努めてまいります。また、制度について説明を希望される自治会等につきましては、随時説明会を実施してまいります。 ◆26番(田中千福君) 本年度実施された芸濃地域の状況はどういうふうになっていますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 本年度について、市内全域の森林所有者2万8,724名のうち芸濃地域の所有者2,436名に経営管理意向調査票を発送いたしました。10月31日現在の状況ですが、回答のあったのが1,011名で、そのうち市への経営管理委託希望者が642名で、御自身で管理する意向を示された方が250名となっております。また、宛先不明により返送されてきたのが627名で、調査票は届いているが回答のない所有者が798名ございました。 なお、経営管理意向調査により回答をいただいていない所有者の皆様には、回答いただくよう案内するとともに、宛先不明者については住民票の除票や戸籍謄本等により森林所有者と思われる者、またはその相続人を探索するなど、林野庁が示した経営管理権集積計画の作成事務の流れに従って、経営管理の意向確認を進めていきます。 今後、経営管理委託の希望のあった森林のうち集約化が図れる森林を選定しながら、森林現況調査及び境界の明確化の作業を行う予定でございまして、また、安濃ダム上流域にある市有林約22ヘクタールについて、間伐を実施して森林整備を進めてまいります。 ◆26番(田中千福君) ありがとうございました。 希望者が事前に行うことは何かありますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 事前に委託を希望される森林所有者の方に行っていただくことについてということですが、市内全域の森林所有者に対して意向調査を実施して意向確認をするには、相当の期間を要することが想定されております。意向確認の方法としては、市から森林所有者に対して経営管理意向調査票を送付して、その回答によるほか、森林所有者から市に対して経営管理権集積計画の作成を申し出ていただく方法もございます。申し出を行う場合は、森林所有者の住所、氏名、連絡先、経営委託を希望する森林の所在、番地、地目、面積、所有森林の管理、手入れの状況、所有森林の場所、境界などの地理的情報を明確にしていただく必要がございます。 また、共有名義の場合には全ての方の同意が要件となりますので、調整していただく必要がございます。また、所有者において相続等が発生している場合は、事前に相続登記を行っていただくことで意向確認が円滑に行えることとなります。 ◆26番(田中千福君) ありがとうございました。 まだこの制度に対する認知は非常に薄いと思うんです。そんな中で、希望があればまた説明会等を開いていただく予定はありますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎農林水産部長(小畑種稔君) 自治会等からそのような説明会の開催の要望ございましたら、伺って説明してまいります。 ◆26番(田中千福君) やはり今事前に希望者が行うこともいろいろ説明されましたけれども、なかなか私のところも山林に囲まれた集落ですけれども、非常にこれまででしたら山の所有者、際目というか、境界もわかった方がたくさんみえたんですけれども、今これ時代が変わってほとんど山に入られません。私自身も、自分のところの山がどこら辺でどういうふうになっておるんかということさえもなかなかわからないような状況の中で、いろんな問題も出てくると思いますけれども、この制度はしっかりと私も応援させていただきながら、PRもさせていただきたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。 次に、令和版営農会議について御答弁ありがとうございました。 この会議は第1回目の会議を終えたばかりで、各地域の現状把握が第一で、まだまだ活発な議論にはいかないと思います。ただ、遊休農地については、地域の景観の悪化や害虫、鳥獣の生息場所になることで、周辺の農地にも影響を与えます。とはいっても、一足飛びに解決する問題ではないことでもありますので、まずはこれ以上遊休農地をふやさない実現可能な方策を、関係機関と地域を巻き込みながら進めていただきますよう要望いたします。 それと、私、以前から人・農地プランの重要性というのを議会ごとに訴えてきたんですけれども、やはりこの12ブロックのところでぜひともしっかりとした人・農地プランを作成していただいて、生かせていただければありがたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。 次に、学校における交通安全についての御答弁ありがとうございました。 先ほど紹介しました報道に、津商業高校前の横断歩道で登校時間帯の生徒が道路を渡り終え、運転者に会釈して感謝の気持ちを伝えていることを載せています。高校ではこれらの生徒の行為に対して、運転者から感謝を示してもらい気持ちがよかったとお礼の電話がかかることも珍しくないと載せています。私はこの件を歩行者と運転者の双方が交通ルールを守る事故防止の取り組みだけでなく、児童生徒や社会生活をする中でお互いを気遣い、思いやる心と感謝の気持ちを育む体験の場として活用していっていただければと思います。 次に、市道白山・芸濃線のグリーンロードの件でございますけれども、今回も追加議案で道路瑕疵の関係で賠償というのが上がってきますけれども、特に私よく走らせていただくんですけれども、私の住んでおる美里地域の道路の凹凸が激しくて、相当荒れておるのが実情でありまして、やはりこれはしっかりと本舗装やっていただいて、安心・安全につなげていただきますようによろしくお願いいたします。 最後に、先生の学校の働き方改革なんですけれども、私も数校学校訪問させていただいて、実態をお聞きしました。なかなかやはり子どもたちとしっかり向き合う時間の確保というのは、ほど遠いような感じをいたしました。やはりこれまでずっと進められてきたかがやきプロジェクト事業で、家庭、学校、地域の縦の関係から横の関係をしっかり築くということが主なことやったと思うんですけれども、なかなかそれが機能していないのが現実やと思います。 きのうも小野議員の発言の中で、もっともっとPTAなんかにお願いして活用して、していただいたらどうやというふうな発言もあったと思いますけれども、地域懇談会の中でもある中学校のPTAの会長が、いつ学校を見ても夜遅くまで点灯しておると。本当に学校の先生は大丈夫なのかという意見も出ておりましたので、どうかしっかりと教育長を先頭に働き方改革に取り組んでいただきたいと思います。何か意気込みはありますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎教育長(倉田幸則君) 津市の教育大綱の第1の着眼点は、教員が子どもたちに向き合う時間の確保ということで、自分もこの3年間の中で特に現場への支援ということ、また、それから教職員の人材育成と力を入れてまいりました。と申しますのは、やはり教員がよいコンディションで、万全の準備の上で子どもたちに当たることが、結局はそれが子どもたちの最善の利益になるということで、いわゆる先生方の勤務時間の管理、また勤務時間の縮減について、今後も適切な人的支援、また事務負担の軽減等にしっかりと取り組んでまいりたいと考えております。 ◆26番(田中千福君) ありがとうございます。よろしくお願いいたします。 これで私の質問を、少し残しておりますけれども終わらせていただきます。ありがとうございました。(拍手) ○議長(岡幸男君) 以上で、田中議員の質問は終了いたしました。 暫時休憩いたします。     午後1時59分休憩     午後2時15分開議 ○議長(岡幸男君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 桂議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 桂三発議員。     〔11番 桂 三発君 登壇〕     〔傍聴席から発言する者あり〕 ○議長(岡幸男君) 傍聴人に申し上げます。静粛にお願いします。 なお、議長の命令に従わないときは、地方自治法第130条第1項の規定により退場を命じますから、念のため申し上げます。     〔傍聴席から発言する者あり〕 ○議長(岡幸男君) 先ほど注意したにもかかわらず、なお議長の命令に従わないので、地方自治法第130条第1項の規定により、傍聴人の退場を命じます。 ◆11番(桂三発君) まず1点目は、地域懇談会についての質問をしたいわけでございますけれども、市長も半年に1回というペースでもう7回り目ぐらいやっていただいておると思うんですけれども、最初のころはやっぱり地域の課題というのも大きな課題があったと思うんですけれども、もう5回り、6回り、ちょうど2年前にも同じような質問したんですけれども、だんだん課題という名の要望に変わってきているんじゃないかと思うんですけれども、そのことについてまず1つよろしくお願いします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの桂議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎地域連携担当理事(倉田浩伸君) 地域懇談会につきましては、2つコンセプトを持って実施をしております。1つは、懇談内容に制限を設けないということでございます。これは地域全体にかかわる課題とか日常生活の上での困り事、こういったものを生の声を直接お聞きするというものでございます。もう一つは、懇談内容の事前聞き取りはしないというふうなコンセプトでございます。これは地域の課題や現状を先入観なしに、フラットに伺うというふうな理由でございます。 先ほど課題が小さいというふうなお話もお伺いしたところではございますが、そういうふうな認識は余り持ってはおりません。例えば安濃地域におきましては、例の風車問題であるとか、それとかホールの再配置のお話とか、そういった面もございますので、そういうふうな形で続けていきたいというふうに思っています。 ◆11番(桂三発君) そういう大きなやつもたまには出てくるかもわかりませんけれども、本当に課題という名の要望が、本当に小さい要望がありまして、せっかく市長が来ているんですから、もっと地域懇談会というのはこの地域を10年後、20年後をどうしようとかいうような話し合いを持っていくような地域懇談会に私はしていくべきだと思うんですけれども、その考えはないんでしょうかね。 ◎地域連携担当理事(倉田浩伸君) 先ほども申し上げましたけれども、地域の課題をフラットに聞くということでございますので、確かに10年後、20年後というふうなお話も出てきますし、また、小さな課題もございます。そういうふうなんを全部聞き取った上で、大きな将来を見詰めた課題については逐一考えていくというふうな形で、できておるものというふうに認識しています。 ◆11番(桂三発君) 今、答えてもらいましたけれども、私は安濃地域しかまだ行っていないんでよそはわからないんですけれども、10年後、20年後の課題のようなものは出てきていないような気がするんですけれども、私が知るだけかなと思うかもわかりませんけれども。 私、思うんですよ。一例挙げまして、安濃地域を挙げますと、やっぱり安濃地区と草生地区では問題が非常に違うじゃないですか。できたら小学校区単位でやってもらったほうが、これは半年に1回と言いませんよ、1年に1回でも1年半に1回でもいいんで、そういうような形でやるか、地域の課題ということで多種多様な方がたくさん、8人ばかり参加しているじゃないですか。 そうすると、やっぱり最初は大きいからというてもだんだん小さくなっていくんで、例えばの例ですけれども、今回は学校区の各小学校のPTAの会長、そして幼稚園の会長、中学校の会長という方らを集めて、市長来ていただいて懇談会しましたら、学校の問題が1つ、例えば安濃小学校がもう古いとか、明合小学校古いとか、草生小学校古いとか、そういう全体的に学校が古いというような課題が出てくるかわからないじゃないですか。そのときにいろんな話し合いができたりとかする可能性があるじゃないですか。 例えば農業者を何人も集めて、8人ばかり集落営農の人とかやっている方を集めて話をしたら、今度は農業に対して安濃地域はこういう問題が出てきているんだというのを全体で話ができれば、何年か先にはそれが解決できるいい地域懇談会になるんじゃないかなと思うわけでございますよ。これに対して。 ◎市長(前葉泰幸君) そういうやり方も十分あり得ると思いますし、現実に私、1期目ではそういうやり方をやったんですよね。結構テーマ別に、例えば民生委員に集まっていただくような年にしたりとか、いろいろやってみたんですが、それはそれで非常に意味があったんですけれども、やっぱり地域で非常にそれぞれ目の前、毎日の生活がありますので、それで多くのことは市役所が受けとめて、そして解決に導こうと頑張っているわけですけれども、どうしてもなかなか難しい課題とか、それから少しいろいろな制度の問題とか、あるいはお金の問題とかいうようなことがあって、なかなか解決しにくい問題とか、そういうものが残ります、どうしても。そういうことをしっかりとこの半年に1回程度、そういうことを伺うような場所にしていきたいということで、このやり方をさせていただいております。 ほかのやり方を全く否定するつもりもありませんし、そういうことなんですが、じゃこのやり方でずっとやっていくのということなんですけれども、もうこの地域問題ないしもう来んでもええわと言われるまで行きますよと言っておりまして、もう来んでもええわと言われたこと1回もないんで、これからもやっていくことになるというふうに思います。 ◆11番(桂三発君) 市長の言っている意味もよくわかるわけでございますよ。だから私が言うているのは、前やっておったようにまた1回戻してみて、だからPTAならPTAの会長ばかり集めてやる、農業の関係のやつなんかを集めるというような形のことをしたほうが、それを毎回せえとは言うていませんけれどもね。そういうのをすることによって、大きなテーマが見つかるんじゃないかなというのを1つ思っているわけですよ。 もう一つ、やっぱり安濃の地区と草生の地区やったら非常にいろんな問題があるじゃないですか。もう人口減っている草生地区とまだまだ人がちょっとずつふえそうな安濃地区では、やっぱりいろんな問題が違うじゃないですか。だから2年に1回でもいいんですけれども、草生の地区へ来ていただいて、そこで草生全体の将来を見据えた話なんかができれば、より一層安濃地域とか津市全体がよくなる。だから安濃地域だけこうせえとは言いませんよ。津市全体こんな形でやっていったらどうなんですかというのを言いたいわけでございまして。 もう一つ言いたいのは、今これでいろんなちょっとした課題も解決できるんやから、これでいいじゃないかと言うていますけれども、やっぱり地域懇談会も寿命が来ると思うんですよ。寿命が来る前にちょっとずつちょっとずつリニューアルしていくことによって、新しい風が吹くんじゃないかと私は思うんですけれどもどうでしょうか。 ◎市長(前葉泰幸君) 2点おっしゃっていると思います。1点はテーマ別の重要性、必要性と、それはそういうこともあろうかと思います。ただ、それは例えば農業で耕作放棄地ふえてきたということで、これ全域それぞれの形は違えど抱えている問題だなということで、別の政策である令和版営農会議というのを始めましたし、学校のことであれば、これは教育委員会がいろんな工夫をしながら地域で細かく話し合う場所をつくっていこうというようなこともやっております。それぞれテーマ別に努力をしておりますので、そういう努力の中でやっていくのが適切ではないかというふうに思います。 それから、地域別というのは、基本的には安濃地域なら安濃地域の4つの地区でいろいろな課題があることを日々捉えるのは総合支所長の仕事であろうかというふうに思っていますが、例えば草生なら草生のことで今こんなこと課題になっておんのやというようなことは、私も自治会連合会長、草生の会長とか民生委員とか、地区社協の会長とか、そういう方々とはこういう場所ではなくて、日常的にかなりお話を聞く機会がございますので、そういうことでこれからも十分カバーできるんじゃないかというふうに思っております。 なお、地域懇談会については、私はかなり長寿を予想しております。 ◆11番(桂三発君) 長寿を予想と、それは考え方ですから、制度疲労とかいろいろ出てきますんで、やっぱり長くやっていただいて、だから私は形をちょっとずつちょっとずつリニューアルしていってもらって、やっていってもらったらどうですかというて、今の答弁やったらこのまま私は行くんだというのを、私は市長はそういう気持ちで頑張るんだなというのを思いますけれども、でも本当にやっぱり地域を10年先、20年先を見据えた夢のある会議というか、夢のある話をしていったほうが私はいいんじゃないかなと、これは私の個人の感想なんでいいんですけれども、これでもうこの質問やめさせていただきますんで、どうもありがとうございました。 2点目いきたいと思いますけれども、マイ・タイムライン、自分のタイムラインというものなんですけれども、これなぜ言うかといいますと、台風の災害だけは予測ができるわけじゃないですか。私のところの家は2回水についているんですよ、2回、床下浸水に。それになってから、我が家では台風が発生しました、何日目に周りのものを片づけましょう、そして晴れているときに土のうを積みましょう、ほんで避難する場所に布団と食料を持って避難しましょうというのを私のところではやっているんですけれども、やっぱりこういうような形でそれぞれの人がマイ・タイムラインをつくっておれば、少しは減災につながるんじゃないかと私は思うわけでございますけれどもどうでしょうか。
    ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 議員御紹介のように、マイ・タイムラインと申しますのは、住民一人一人の方が台風の接近や河川の水位上昇等に合わせて、自分自身がとるべき標準的な防災行動を時系列的にまとめて、時間的に制約が厳しい洪水発生時等に避難行動のチェックリストとして、また避難判断のサポートツールとして活用することができるというもので、逃げ遅れゼロに向けた効果を期待することができるものというふうに考えております。 ◆11番(桂三発君) 効果をゼロにできる可能性もあると言っておりますけれども、大体まだタイムライン、危機管理部長、我が家のタイムラインってつくってはりますか。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 我が家の場合は地理的に洪水等の影響のないとこころにございますので、そういったタイムラインというのは考えておりませんが、地震等の発生に際しては、いろいろととるべき行動等については、家族とも話をしているところでございます。 ◆11番(桂三発君) だからやっぱり台風、その災害だけは予想できるんですから、これを本当にまずは市役所の職員から、我が家ではこういうようにと。特にいろんなところへ行かなあきませんやんか。だから家族にこういう形でこうしときなさいよというのを決めておけば、避難所へ行っている職員に対しても、家族がそれをきっちり何日か前から時間をつくってやっておけば、家族も安心やし、そしてなおかつ力いっぱいいろんな避難された方にケアができるんじゃないかと私は思うんですけれども、だからこそ一人一人のマイ・タイムラインを私はつくるべきだと思うわけですよ。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 確かにお住まいの場所によっては、そういう被害に遭う前に安全な行動をとるということから、それぞれマイ・タイムラインといった考え方のもとに、避難行動を考えていくことは非常に有効なことであると考えております。したがいまして、私のほうから市の職員に対してそういったものをつくれということではなくて、こういうものがあるということを認識していただいて、それぞれ必要なものをつくっていただければ結構じゃないかと思っております。 ◆11番(桂三発君) もう何回言うても、多分つくる人はつくるだろうけれども、つくらない人は一生つくらないと思うわけでありまして、やっぱりきのうも安積議員が言っておりましたけれども、想像ができなかったらそこまで行動しないじゃないですか。実際体験して、やっぱり2回もやられてしまうと準備をしますんで、だからこれなかなか経験しないと、1回水がついたり床下まで行くと、後片づけが大変なんですよ。私のところの家は皆さん御存じじゃないと思いますけれども、田んぼの中の1軒家ですから、誰もボランティアが手伝いに来てくれないという状況でございまして、1人で洗うていましたら、「どうしたんか、水ついたんか」とかいうような話になるわけでございますから、やはり自分の家は自分で守らないといけないんで、各自がやっぱり自分のタイムラインを私はつくるべきだと思います。もうこれで質問は、これはおさめておきます。 続きまして、大災害におけるボランティアの受け入れ態勢について何点かお聞きしたいと思いますけれども。 これはなぜこれを言うかと申しましたら、私の知り合いが長野県のほうへ災害ボランティアへ行きまして、ほんでたくさんボランティアは集まったんですけれども、そこで陣頭する人がうまく指揮ができなくて、うまく来てもらったボランティアを有効に使えなかったということがあるわけでございまして、そういう質問をしているわけでございますけれども。もうちょっと先へ行きましょうか。 まずは、ほんだらボランティアの受け入れ態勢はどのように。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎地域連携担当理事(倉田浩伸君) ボランティアの受け入れ態勢につきましては、津市地域防災計画に基づきまして津市社会福祉協議会と協議を行い、当協議会が災害ボランティアセンターを設置することというふうにされております。同協議会において災害ボランティアセンターの設置運営マニュアルというのをつくっておりますので、それに基づきましてボランティアの受付、登録、また派遣先の調整を行っていただくというふうな態勢になっております。 ◆11番(桂三発君) そのような形でつくっていただくんですけれども、いざ津市でこんなことはあってはいけませんけれども、長野県とかいろんなところで大きな災害が起きたときに、そこで一応ボランティアセンターはできました、その後ですわ。ボランティアの人を受付までできました。その後ですわ。どのようにボランティアの人をうまく配置ができるか。 一例を挙げますと、ある家へボランティアの人が行きました。でも、行ったときに床上浸水で畳を上げて、畳を上げた後、今度、板をめくらなあかんじゃないですか。その板をめくるときに、バールがなかったと。だからそのバールがないために、作業がおくれたりとかいうことが起きるじゃないですか。派遣された場所へ行くのに、行ったら、その派遣された場所によっていろんな形で、支援の形が変わるわけですよ。その変わった形、だからそこへ行く人に対しての指示はどのようにするんですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎地域連携担当理事(倉田浩伸君) 市社会福祉協議会のほうでボランティアセンターを設置するときの運営の方法というのがあります。今、御心配いただきました部分につきましては、例えば被災者からのニーズに応じるニーズ班というのを編成する。それから、ボランティアの市外なり県外なり来ていただく方の受付を行う受付班、それから両面のマッチングを行うマッチング班というのを設定するというふうに聞いております。そこで迅速な対応を図れるという部分と、あと資機材につきましては、当然、社会福祉協議会で御準備いただく部分とか、あと必要に応じてNPO法人なんかで資機材を供給する法人がありますので、そこと市社協と提携をしておりますので、そういったところから資機材を確保するというふうな態勢になっております。 ◆11番(桂三発君) そこでマッチングする人とか、そういうのがいますというのは言うていますやんか。その人材は本当にそういうことができるんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎地域連携担当理事(倉田浩伸君) 市社協の人員の配置はしております。当然、災害の大きさに応じて人材の確保というのは必要になってきますので、その辺は市のほうも連携をする、もしくはNPO法人なり県の社協とも連携をしながら、確保を求めるという形になると思います。 ◆11番(桂三発君) 一応そういうのを連携するとか言うていますけれども、私は思うんですよ。やっぱりそういうのを指示するのは、何度も災害ボランティアに行っている方がたくさん津市の中にもおるわけでございますよ。そういう方をもう登録なり何なりしていけば、この災害だったらこの家ではバールが要るのにとか、この家ではドライバーが要るのにとか、いろんな形で、ほんでガムテープなんかも全部そのときに、土のう袋なんかにええものも要るものも悪いものも全部入れてしまうんで、全部間違うて放ってしまったという失敗例も聞いてきましたんで、そのときにガムテープがあったらぴっと張って、「要るもの」、「ごみ」とか書ければ、速やかにごみを運んでもらう人らにはそれがわかるとかいうのはありますんで、そういう人たちを有効利用せなあかんのじゃないかなと私は思うわけですよ。 もう一点、社協の方らも災害ボランティアへ行っていると思うんですけれども、どういう目線で災害ボランティアへ行っているんでしょうかね。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎地域連携担当理事(倉田浩伸君) 社会福祉協議会のほうも災害ボランティアなり、そういったところへの研修とか、実際の被災地へ行って活動を見たりとかというふうな形をとっていますので、今御指摘の部分につきましても、またこちらのほうもお話をして、十分に態勢がとれるように依頼をしていきたいというふうに思います。 ◆11番(桂三発君) 災害ボランティアへ行くじゃないですか。そのときに、ボランティアの目線で災害ボランティアのほうへ行っていただくと、ボランティアの目線で見ることによって、今度ボランティアをうまく配置ができるんじゃないかなと思うんで、そういう形で行っていただきたいなと思うわけですよ。職員の皆さんも万が一行かれたときには、ボランティアの目線というのも覚えておいて行っていただくと、今度非常にボランティアを活用できるんじゃないかと思うわけでございますけれども。これで終わりたいと思いますけれども、なかなかうまいこと終われませんけれども。 そうそう、1つ聞き忘れました。市民防災大学というのでたくさん人材ができているじゃないですか。その方らのこういうときの有効活用は考えているんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 議員御紹介の市民防災大学の関係につきましては、10年間継続してきまして、修了生約290名、それから人材バンク登録というのをしておりまして、いろいろと地域の防災力向上に向けた幅広い活躍をしたいという方がそのうち100名ございます。こういう方々に対しまして、先ほど言われましたように、ボランティアセンター等での補助といったようなものが必要な場合、社協のほうから要請等があった場合には、そういう方の中でも必ずしもボランティア活動をやってみえるとは限りませんので、一応こういう要請があったというような紹介は危機管理部のほうからもさせていただいて、手を挙げていただいた方にはそういったところの仕事をやっていただくと、そういうふうな考え方は今後も検討していきたいと思っております。 ◆11番(桂三発君) たくさん卒業生もいらっしゃいますんで、やっぱりそういう方を有効というか適材適所に配置したら、たくさんボランティアが来たときにうまく回るんじゃないかと私は思いますんで、そのような形でよろしくお願いいたします。 続きまして、いきたいと思います。手で見るハザードマップというやつなんですけれども、今言うた手で見るんじゃなしに、手で読むハザードマップのほうがいいんじゃないかとちょっと御指摘を受けたんで、手で読むこれがハザードマップでございまして、これは志摩市のものなんですけれども、これはなぜかと申しますと、視覚障がい者のためのハザードマップなんですよ、津波における。これが第1号でございまして、今、神戸市とかそんなんも制作中のやつがございまして、それをきょう見てもらうときに、津波避難ビルまでわかるように制作されているわけでございまして、これは何と津市で制作しているんですよ。 津市のある人がこれを一生懸命つくっておりまして、話を聞いておりますと、フィリピンのほうまでこれをつくって紹介されてつくったという事例もありまして、これをぜひとも対象者のいる地域の水害に対するハザードマップをつくっていただいて、何かの研修会のときなんかにこれを活用していただければいいんじゃないかなと思います。なぜかと申しますと、目の見えない方、これをつくったから1人で行けというんじゃなしに、あなたの住んでいるところはここですよと。ほんで、10メートル動けばもう水にはつからないんですよという、10あるうちの1でも2でもの安心感を与えるためのものなんで、これをぜひとも対象者のいる地域にはつくっていただいて、何かのときには活用していただければいいんじゃないかなと思いますけれども。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 確かに視覚障がい者の方にいろんな地図情報なんかをどのように伝達するかというのが非常に大きな課題、命題だと考えておりますが、いわゆる点字のハザードマップというのをつくっている自治体等もございまして、そういうところは地図はそのままの地図でございますけれとも、解説の部分、文章については全て点字で作成をしておると。そういうような実態は伺っております。 地図の部分をどのような形で障がい者の方に伝えるかというのは、非常になかなかわかりづらい面がございますので、今後こういったものの作成については、市としてはいろいろと研究を進めていく必要があろうかと思いますけれども、万が一地区で自主防災組織あるいは自治会等で防災学習会、訓練等をやっております。そういうところがこういうものをつくりたいというようなお話があった場合には、地域防災力強化推進補助金、こういったものが学習会の資機材の準備等にも使えるというような面もございますので、そういうところの活用を支援というような形でできるかどうか、この辺もひとつ考えていきたいというふうに思っております。 ◆11番(桂三発君) ぜひともよろしくお願いいたします。これは本当に今ちょこちょこあちらこちらの市町でつくっているんで。だんだん本当に進化していっていますんで。本当に避難ビルがここですよとかいうのが、ちょうど手でさわってわかるようにできているようなものができていますんで、よろしくお願いいたします。 続きまして、おくやみ窓口の設置についてなんですけれども、なぜ私これを言うかと申しますと、ことしの6月に母親が亡くなりまして、1人亡くなりますと銀行の手続というか、民間の手続がいろいろあるわけでございますよ。ほんで、市役所だけでもワンストップ、ワンテーブルで終わらせていただいたほうが、物すごく手続するほうも疲れているんで、もういろいろあるわけでございますから。総合支所へ行けばワンストップ、ワンテーブルで何もかもできるんですけれども、本庁へ来るとくるっと回らないといけないという、非常に疲れているところになおかつ疲れるんで、何とぞおくやみ窓口などをつくっていただくと非常にいいんじゃないかと。使われる方は少ないかもわかりませんが。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 本庁におくやみ窓口の設置をいかがかという御指摘といいますか、御提案でございます。 市民の方々がお亡くなりになりますと、主に御家族の方が市役所、本庁に来ていただいて、お亡くなりになられた方の状況に応じて、一人一人の事情といいますか状況に応じて、必要な手続をしていただくことがあります。例えば保険でありますとか、医療でありますとか。通常は市民課の窓口へ死亡届を出していただいて、医療とか保険の手続もあわせてしていただくことなんですけれども、これらの手続をしていただくに当たりましては、やはりそれぞれの手続を行う担当に迅速にかつ的確につなげていくと。それによりまして、専門的な知識とか経験を持ち合わせた職員が責任を持ってしっかりと手続をしていくと。これが大切やと思っていますので、本市としましては、こういったしっかりとつなげていくこと、これが市民目線の最善の方法であると、こう考えております。 今後におきましても、死亡届を受け取る市民課でしっかりと職員が窓口にお越しいただいた方、お亡くなりになられた方のいろんなことをお伺いして、しっかりと必要なところにつなげていくと。それで手続の漏れがないようにしっかりと手続していただくように、迅速かつ的確にしっかりとつなげてまいります。 ◆11番(桂三発君) しっかりとつなげていっていただくのはよくわかりましたけれども、つなげていくけれども、そのつなぎに行くのは、死亡届を持った方が次の場所へ歩いていかないとだめじゃないですか。だから窓口をつくって、しっかりつなげるんでしたらしっかりつなげて、次の方を窓口に来てもらったらいいわけじゃないですか。そうでしょう。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎総務部長(荒木忠徳君) 一元化で、同じ窓口で1つでできないかと。総合支所につきましては、市民福祉課というところで福祉と医療と、それから市民部の仕事も一度にできます。しかも隣接しているところがありますので、1つの窓口で結果的にはできているというので、大変好評といいますか、市民にとっては、その地域の方にとっては結果的には一元化されている事情もあると思いますが、ただ、市内の例えば死亡届の受領の件数を見てみますと、津地域でおおむね6割の方が届けをされているというところで、かなり件数に差があるんです。 窓口にお越しいただく方、亡くなられた方にはやっぱり一人一人によって全然事情が違いますので、保険の手続が必要な方や税金の手続の必要な方、いろんな手続が必要になりますので、全ての手続を6割の方がお越しいただきますので、1つの窓口でするというと、いろんな事情でいろんな申請をされる方いますので、かえって時間をかけてしまうと。かえって時間を要することも考えられますので、やはりこれは本市としましては、まず死亡の届けを市民課窓口でしていただいて、一人一人の状況をしっかりとお伺いして、きちんとつなげていく。やっぱりこれが最善の方法やと思っておりますので、今後におきましても、総合支所でありますとか地域の窓口の特性とかいうのもありますけれども、これも踏まえつつ、市民の皆様の立場に立ってしっかりと迅速かつ的確につなげて、手続の漏れがないようにしてまいります。 ◆11番(桂三発君) 何回言うても一緒なんですけれども、やっぱりつなげていくんでしょう。わかりますよ。それをすることによって人員も要ると。要るでしょう。だからもう人もふやしてそれをしよう。1回あるかないかのことですけれども、やっぱり本当に悲しいときにそこで1つの窓口でできれば、総合支所なんか1つの窓口でできて、農業集落排水まで全部できるんですけれども、やっぱり本庁もそのようにしよう。したほうが絶対私はいいと思いますんで。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) それもまた1つのやり方だというふうに思うんですけれども、例えばおくやみ窓口に次々とそれぞれの事務の担当者がやってきてということ。それは、じゃその事務の担当者がすぐにさっと来られないときは、結果としてお待たせをしてしまうというような可能性もございます。 私どもの津市がやっているやり方は、ここ行ったらその次ここ、ここでという該当のあるところをまず丸をしてもらって、そしてまず次の窓口、こちらへどうぞというふうにやっていますし、場合によっては次の窓口までお連れをして、そしてその窓口で専門家がすっと対応するというようなやり方をしておりますんで、それがかなりうまくいっているというふうに認識をしておりますので、何か今のやり方で問題があるのであれば、おくやみ窓口を一元化して設置をするということも十分に考えなければいけないんですが、それほど何か今御迷惑をおかけしているというふうには思っておりませんので、今のところ設置をする考え方はございませんが、もし何か問題が出てくるようであれば、このおくやみ窓口というやり方は非常に有効なやり方であろうというふうには考えております。 ◆11番(桂三発君) 何回言うても一緒なんで、もうこれでやめたいと思います。 続きまして、中学校の部活動と地域スポーツについてお聞きしたいと思いますけれども、今、中学校も生徒数が少なくなってきまして、個人スポーツはまだいいんですけれども、団体スポーツになると1つの学校でチームをつくれなくて、合同チームでいっているような状況があるんですよ。それこっちでしたね、言うの。だから1つの学校でいけない合同チームになっているクラブ活動は、今どれぐらいあるんでしょうかね。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 単独の学校では出場最低人数に足らなくてチームが編成できない場合は、三重県の中学校総合体育大会にかかわる複数校合同チーム編成規程に基づき、合同チームを編成しております。議員の御指摘の今現在どのようなチームが合同チームであるかということでございますけれども、現在、野球部では香海中学校、一志中学校、美杉中学校の3校が合同チームとして活動しております。また、女子のバレーボール部では、西橋内中学校とみさとの丘学園が合同チームとして活動しております。 なお、文化部につきましては、1つの学校の中で幾つかの部、例えば美術系であるとか、ダンスであるとか、合唱であるとかを統合し、総合文化部として、また、技術家庭ボランティア部として、1つの部の中でさまざまな活動をしている学校もございます。 ◆11番(桂三発君) 大会には3つのチームで行っているというのはわかりましたけれども、その後ですわ。ふだんの練習、3つの学校が毎日練習できないじゃないですか。どのような形で練習をしているんでしょうかね。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 平日の場合は、それぞれの学校で単独で練習を行っております。土曜日であるとか、あるいは休みの日につきましてはそのチームが集まって、それは持ち回りで練習をしたりして、場所を決めてそこで活動を行っております。 ◆11番(桂三発君) やっぱり生徒数が減少しているものですから、そうなっているわけじゃないですか。例えばみさとの丘学園で、ことしの1年生か今の2年生か僕は忘れましたけれども、小学校のときにはミニバスをずっとやっとったんですけれども、中学校へ行ったらそのクラブがなくて、したいスポーツができなかったとかいう事例もあるわけですよ。だからいろんなスポーツをやりたいなと思っても、やっぱり生徒数が少ないからクラブも限られてくるじゃないですか。だから私は中学校の部活動というのは、もう既に限界が来ているんじゃないかなと思うんですけれども、どうでしょうかね。自分の口では言いにくいですか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 確かに議員おっしゃいますように、そのような必ずしもお子さんの希望が叶えられるという状況ではないと。ただ、それは少なくなっているから起こる状況もございますし、また、もともとたくさんあるクラブについても、やりたい部活がないという場合もございます。その場合は、それぞれの地域であるとか、あるいはよその民間のほうで活動をするというような形を今とっております。 ◆11番(桂三発君) そこですわ。やっぱりクラブ活動は私は限界が来ていると思いますんで、このクラブ活動の限界を補うのに、地域スポーツ、地域のスポーツ活動はどのようにやっているのか。地域クラブと言うたほうがいいんですかね。どうなっているんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎スポーツ文化振興部長(溝田久孝君) 今、御質問いただきました地域でのスポーツ活動ということで、例えば総合型の地域文化スポーツクラブというのがございます。誰でも世代を超えて、目的に応じていろいろなスポーツを楽しむことを目的に、地域の方々が主体となって運営しておるもので、津市内では現在9つの総合型地域・文化スポーツクラブというのが活動しています。そういうのがございます。 ◆11番(桂三発君) その総合型地域・文化スポーツクラブというのがあるじゃないですか。やっぱりまだ9つしかないんですけれども、その設立にはどのような条件とか、そんなんが要るんでしょうかね。どんな支援をしているとか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎スポーツ文化振興部長(溝田久孝君) 行政の行っております支援でございますが、総合型地域・文化スポーツクラブの設立時、立ち上げ時の支援といたしまして、設立前の2年間、それと設立後の3年間、それを分けて補助をしております。補助金の年間上限額でございますが、設立前が50万円、それから設立後でございますが、1年目が100万円、2年目が80万円、3年目が60万円というふうになっております。 ◆11番(桂三発君) 地域スポーツクラブで、学校でできないスポーツを受け入れてもらえるような形で今、若干やっていると思うんですけれども、やはりとりあえずうちの東観中学校には卓球で日本一になった子とか、乗馬でも、乗馬というのは中学校にはないんですけれども、1等になった子がおるわけでございますよ。だからそういう優秀な人材がおるんですから、やっぱり地域のスポーツクラブが頑張ってほしいんですけれども、国体に向けてもいろいろあると思うんですけれども、どのように頑張っているんですかね。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎スポーツ文化振興部長(溝田久孝君) 今おっしゃっていただきました地域総合型クラブにつきましては、地域で指導者の方がいろいろと活動の支援とかされて、頑張っておられるというふうに思っております。 ◆11番(桂三発君) だからその地域スポーツクラブあるじゃないですか。だからやっぱり優秀な人材たくさんおるんで、もうちょっとその人らの地域で頑張って押し上げていってねというのを言いたかっただけでございますんで、よろしくお願いいたします。 最後にもう一回聞きたいんですけれども、人というか生徒数が少なくなってきたんで、やっぱりこれは何か考えなあかんと思うんですよ。もう僕は限界感じていると思いますけれども、その限界をどのようにぶち破って、クラブ活動を頑張っていくのか。ちょっと知恵を、考えがあれば。知恵があれば。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎学校教育・人権教育担当理事(田中寛君) 部活動の活動内容自体の充実を図っていくということは、今後も続けていかなければいけないというふうには考えておりますけれども、今後の部活動の体制につきましては、今、部活動指針を定めて、それに基づき活動時間や日数を取り決めており、また、部活動指導員という制度も導入しまして、教員の働き方改革も進めながら、これは学校だけではなくて、地域の人々やそれから関係団体とも協議を図っていきながら、今後の部活動のあり方については考えていかなければならないと考えております。 ◆11番(桂三発君) ありがとうございます。 だから関係団体も多いんですから、やっぱり関係団体にもクラブ活動でできない子らに力を入れていってもうて、こっちでできない分こっちでフォローをしていかないと私はいけないと思いますんで、よろしくお願いいたします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎スポーツ文化振興部長(溝田久孝君) 今、議員おっしゃられました学校外ということで、学校外でスポーツする機会というのは、先ほど御紹介しました地域総合型・文化スポーツクラブ、それ以外にも、例えばスポーツ協会の各競技団体の方が中心となって開催しておられますいろんな種目のスポーツ教室、そういったものもございます。そういったいろんな参加される方の目的に応じて、こういった教室、こういった団体の活動に参加したいというような選択の機会もございます。学校外のスポーツクラブに参加する、こういった目的も競技力の向上であったり、先ほど議員おっしゃられた学校にそういった種目がないとき、そういういろんな場合があると思いますので、そういった中でそれぞれが選んで、参加していただいているというふうに聞いております。 ◆11番(桂三発君) ありがとうございます。 だからもう一ついきますけれども、何回も言いますけれども、生徒数が減ってきているじゃないですか。私は一番の解決法は、やっぱり学校を引っつけたらいいんですよ。統廃合、中学校も。これ難しいと思いますよ。小学校でもなかなかできやんやつを中学校がせえというのは難しいと思いますけれども、多分これ言うと、地域の声が上がらんと絶対そんなことになりませんよと言いますけれども、壊滅状態になってから多分引っつくような話に僕はなると思いますんで、よろしくお願いしますね。 だから本当に部活動、何かいい方策を考えてください。 これで質問を終わりたいと思いますんで、どうもありがとうございました。 ○議長(岡幸男君) 以上で、桂議員の質問は終了いたしました。 議案質疑並びに一般質問を続行いたします。 滝議員は一問一答方式を選択されておりますので、執行部は1回目から自席での答弁を許可いたします。 滝勝弘議員。     〔1番 滝 勝弘君 登壇〕 ◆1番(滝勝弘君) 日本共産党津市議団、滝勝弘です。通告に基づき、議員団を代表して、市政一般大きく3点について質問いたします。 大きな1点目に、ことしの一連の台風による各地の浸水災害から、津市としてどう考えるかについて質問します。 ことし9月から10月にかけて、3つの台風が連続して関東から東北にかけての東日本を襲いました。9月9日の台風第15号、10月12日から13日の第19号、そしてその2週間後にまた豪雨があったということで、その中で台風第19号の堤防決壊による氾濫箇所は、国管理、県管理河川合わせて20水系71河川140カ所にもなっており、床上浸水が3万3,000戸以上、床下浸水が3万6,000戸以上とのことです。このような台風が東海地方、三重県を通ったらどうなったでしょうか。既に今議会でことしの台風災害を踏まえての質問も出ていますが、私からは浸水災害に観点を当てて質問いたします。 まず、(1)河川の洪水ハザードマップについてです。 台風第19号での長野市千曲川決壊による浸水などでは、洪水ハザードマップのとおりに浸水したと言われています。一方、別の地域では浸水が想定されていない地域で、堤防決壊により床上浸水をしたところもあったとも聞いています。津市ではことし3月、6月と洪水ハザードマップの更新についてとして資料提供がありました。現在つくられていて私の手元にあるのは、志登茂川水系、安濃川・岩田川水系、相川・天神川、雲出川水系の県管理区間、そして雲出川水系の国管理区間の計5枚と思います。こうして順番につくられていくんだなと、つくっていくのかなと思いつつ、これらより小さい中小の河川はそれこそ津市内にたくさんあるわけで、一気にはつくれないのかもしれませんが、避難や備えの参考にしてもらって、周辺住民の不安に応えることが必要と思います。 そこで、津市がつくる洪水ハザードマップはこの5枚で全てですか。というのは、もう一言だけ、河芸地域においては地域内に川がある。田中川がまちの中心を流れている。しかし、その田中川はハザードマップがつくられていません。危機管理水位計は私が6月議会でも取り上げましたが、ことし1カ所設置されましたが、ハザードマップがつくられていない中で周辺住民の不安にどう応えますかと、その意味も含めてこの5枚で全てですかということでお願いいたします。 ○議長(岡幸男君) ただいまの滝議員の質問に対する答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) まず、ハザードマップ、いわゆる浸水想定区域が想定最大規模になって見直されたものでございます。これ先ほど議員御紹介のとおり、今5河川の流域において作成されております。あと残り中ノ川の流域について、今年度中に作成して配布するということで、6河川流域、これが全て完了するという予定になっております。 あと、田中川の関係でございますが、今現在、洪水ハザードマップを作成しております対象河川と申しますのは、洪水予報河川あるいは水位周知河川、こういった国なり県の河川管理者のほうが指定をして、そういう地域における浸水想定区域図、これを作成することと水防法で規定された河川について作成をしております。そういうことから、田中川につきましてはそういう対象河川となっておりませんので、現在、洪水ハザードマップの作成ということは考えられておりませんけれども、県によって中小河川のほうにも浸水想定区域を設定していこうというような動きがあるようにも聞いております。こういう関係につきましては、やはり河川管理者であります県のほうの動きが非常に大切になりますので、本市といたしましては、県の河川管理者としての動きをよく見ながら、またしっかりと連携しながら、浸水想定区域図等がつくられるような状況になれば、当然、洪水ハザードマップの作成についても考えていきたいというふうに考えております。 ◆1番(滝勝弘君) 今、お答えの前段で、中ノ川が今年度中にハザードマップが新しくつくられるということだと思います。中ノ川は中流部こそ亀山や鈴鹿を流れる川ですけれども、その上流部では芸濃を流れ、河口近くでは鈴鹿と河芸の境を流れると。下流部では田んぼの中を流れる感じではありますけれども、そこがあふれると東千里のほうに降りかかってくる。田中川とあわせて南北から押し寄せる。地域ではこういう不安があるとお聞きしています。中ノ川のハザードマップが更新されて、年度内にできることは1つよかったと思っています。 ただ、田中川がないままで、今それについては言われたとおりだと思っていますけれども、先ほど申したように中小河川が市内ほかにもたくさんあるのでと言われたようですけれども、県に浸水の予測を出すよう求めてマップ作成を進めていただきたいということを私も自分からも言おうと思っていたところだったので、そういう方向でお願いしたいと思います。 ですが、ハザードマップは、これは発行が目的ではありません。つくって活用することが命を守る活動となります。配布はもちろん地域にされるでしょうけれども、住民への周知、活用についてはどのようにしているんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) この洪水ハザードマップを作成して配布するに当たりましては、配布前に洪水浸水想定区域にお住まいの自治会長あるいは自主防災会長などを対象にした説明会を開催して、ハザードマップの改定内容あるいは活用方法、災害への備えなどについて啓発を行わせていただきました。また、市のホームページにも改定した洪水ハザードマップを公表して、市民の皆さんに御確認いただけるような状況となっておりまして、希望される方にはまた本庁舎、総合支所でハザードマップをお渡しすることとしております。 ◆1番(滝勝弘君) 先日、地元栗真町屋町の防災訓練に参加しました。全てのメニューに参加させていただき、順番に回って最後となった部屋では、危機管理部の岩本特命参与のお話を伺いました。何人かずつでテーブルにつくと、地域の自主防災マップ、沿岸部標高マップ、そしてこの洪水ハザードマップの3種類がテーブルに置いてあり、参加の皆さんが顔を寄せ合い覗き込んで、改めて御近所同士で自分たちの地域を確認していました。マップを活用するというのは、1人で見るよりもこのようにみんなの話題にする、御近所の話題にする、そんなことが実践的なんだろうなと思わされたのですが、津市内で行われる避難訓練などがこういったマップに基づいたもの、生かされるものとなっているでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 各地域で実施される防災訓練等につきましては、それぞれ今自主的な考えのもとにやっていただいております。中には今議員の御指摘のような、こういった洪水ハザードマップをもとにした避難訓練等を実施していただいているところもございますし、別のやはりリスクを考えておられるところは、それぞれのリスクに対する避難行動をいかにするか、そういう観点で防災訓練を取り組んでいただいておるというふうに認識しております。 ◆1番(滝勝弘君) もちろん山は山という意味での、全てが洪水じゃないというのはもちろんでございます。ただ、マップが生かされているかということについては、これは把握していただきたいと思うんです。あるところではこのように活用されていたといった経験をよそで生かすためにということでは、把握していただくことを求めます。栗真町屋町の防災訓練を例に述べたように、ハザードマップを読み取れる教育というか、学習を地域の子どもからお年寄りまで継続的に行っていくということも必要と思いますが、その読み取るということに関してどうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 今、防災学習というのは、学校教育の場でもいろいろと進めていただいております。そういう中で防災ノートの活用に加えて、こういった各地域で作成された洪水ハザードマップであるとかいろいろなハザードマップを活用していただいて、小さいころからそういうものになじんでいただく、それは非常に大切なことだと思います。そういうことによって、地図を見てどこが危険なのか、どこが安全な場所なのか、そういう判別ができるようになると思いますので、今後とも活用をお願いしたいと思っています。 ◆1番(滝勝弘君) マップには、中見ると、洪水ペケと書いてある施設にも指定避難所マークがついていることもあるわけです。また、浸水深区分3メーター、5メーター以上といった区域では、もちろんそれがマップの中でピンクとか紫になっているところが、そこまでたくさん多いわけではないかもしれないけれどもあるわけで、そういった地域、3メーターとか5メーターといった区域では、3メーター、5メーターという高さになると、建物の2階も水がつかる。そうすると、2階への垂直避難では、それでは屋根の上に取り残されるような映像がテレビでも見ますけれども、意味がないというか、そういう結果になるとことになります。読み取れるというのはどこへ逃げるか判断できるということですので、市民が適切に避難できるように津市が支援をしていくことが必要と思いますので、そのようにお願いしたいと思います。 続いて、(2)土のうについて伺います。 まず、土のうと土のう袋の用語ですけれども、土のうは土を入れてつくったもの、土のう袋はからの袋だけと理解していいですね。 そこで、先にお伺いしたいのは、土のうは土を入れてふだんからつくってあるのかどうなのかということですが、どうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 土のう袋の状態で数量も保管をしておりますし、各消防署、分署等で一定量、土のうがもうできた状態で保管をしておりますが、大部分は土の状態で保管をしておる状況です。 ◆1番(滝勝弘君) 一定というのは、イメージできるような感じだと、どんなぐらいということでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 分署所によって違いますけれども、大体十数個、20個、30個程度ということで御理解をいただきたいと思います。 ◆1番(滝勝弘君) 全面的に活用する分を今からつくっておいてはいないと、それは理解しますけれども、とはいえ、10とか40とか日常的に持ってはいると。だからつくる間もないような災害が何カ所かあったとしても、全く手元につくっていないわけではないんですね。そして、減ったら残りゼロになる前にまたつくっておくと。そういう感じで理解してよろしいでしょうね。 こんな話を地域で聞きます。49水害のときには志登茂川があふれ、町屋も江戸橋もここら辺ずっと水がついてなと、たびたび地域で教えていただきます。1974年というのは私、生まれていましたけれども、津市に住んでいませんでしたので、どのみち3歳でしたので教えていただくのみなんですけれども。ただ、ことしの浸水災害を見て当時のことを思い出された方が、水があふれてきたとき、床下浸水を防ぐために土のうを家の外側の通気孔の前に置いて塞ぎたいんだが、土のうはどうすれば手に入るのかと聞かれました。これに対するお答えは、ここで(2)なんですけれどもどうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 消防本部で備蓄している土のう、これにつきましては、いわゆる河川の堤防の決壊や洪水等の水防活動に備えるために備蓄をしているものでございます。基本的には各御家庭で必要な土のうにつきましては、御自分で準備をお願いしているところです。しかしながら、極めて緊急を要する場合、これにつきましては、消防署または総合支所で土のうの提供を現在しております。 ◆1番(滝勝弘君) 土のうについて津市の備蓄状況はと思って、地域防災計画資料編を見てみました。土のう袋と土砂は別の項に書いてあったりして、見比べる必要があって、これ本当、正直見にくいんですけれども、土のう袋は防災備蓄品としては合計2万9,850袋、に加えて水防資機材として4万600袋あるということは、表に書いてあるというかわかりました。しかし、ぱっと見、ばらつきがあるように思うんです。特に土砂について、一志、白山、美杉でも足りるのかどうかと思うんですけれどもどうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 平成30年度修正版の津市地域防災計画に記載されております以外にも、きょう現在、白山地域で4カ所、合計6立米、美杉地域で7カ所、合計20立米、一志地域で1カ所、6立米の砂を備蓄しております。欠落しておる部分につきましては、今年度の地域防災計画の修正において訂正をさせていただきます。申しわけございませんでした。 なお、各地域の備蓄量につきましては、毎年度初めに過不足の調査を行いまして、災害に即応できるように必要量を確保しております。 ◆1番(滝勝弘君) 記載されている以外に、土砂が不足しているときに持ってきてもらえる協定があるみたいなことというのはなかったでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 消防の場合は協定ではなくて、日ごろの予算執行の上で各業者から調達をしております。風水害、台風災害が発生する前に不足しておりましたら、業者発注いたしまして納入をしていただいておるという状況でございます。 ◆1番(滝勝弘君) 記載されている以外に、これは津市の消防と危機管理部でつくっているものと思いますけれども、それ以外に消防団などが袋を持っているということはありますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎消防長(小津直久君) 各消防団の車庫にも一定の備蓄はさせていただいております。 ◆1番(滝勝弘君) あるということですね。土のうについて、ここまでは緊急時の話として消防に伺ってまいりました。 次いで、平時の話として、市民でできる応急対応としての土のうの活用、土のう袋などを備蓄しておくことについて、津市はどう支援するのかをお聞かせください。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) 土のう袋につきましては、津市で運用しております補助金制度、地域防災力強化推進補助金、この制度で平素の防災資機材等の購入の対象物品としております。 先ほども消防長からも答弁ございましたように、基本的にはやはり自助という観点から、それぞれの家庭で必要なものを蓄えていただく。これは大前提なんですけれども、共助という観点でその地域で必要なものを準備していただいて、いざというときにはその自治体、自主防災組織、そういった組織的な形で、地区のそういう浸水被害等を防いでいくと。これは十分に考えられるところでございますので、こういった補助金を活用していただくように、こちらからもいろいろと啓発はしていきたいと考えております。 ◆1番(滝勝弘君) こういうときに共助という言葉はよく出てくるんですけれども、そのときにいつも思うんですけれども、地域には地域と縁の薄い方も市民としてお住まいなんです。避難訓練に参加していただくために声をかけるなど、地域の側からつながっていくことも必要とは思いますけれども、何より人の命にかかわることですので、最後は人の命を守る立場で行政が動くと。言う順番からして、自助といって、共助といってというのはわかるんですけれども、最終には命を守る立場で行政が動くと、そういうおつもりはありますかということでお願いします。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎危機管理部長(永戸吉朋君) まさに命にかかわるような緊急状態になれば、まずは人の生命、これを第一に考えておりますので、そういう場合には備蓄しております土のう等を活用する、それはもう十分にあることだと考えております。 ◆1番(滝勝弘君) それでは、続いて(3)浸水による災害ゴミの処理計画はに進みます。 台風第19号の被災地では、災害ごみによって長期にわたり、市民生活に大きな影響が出ています。埼玉県東松山市の日本共産党議員のレポートを読むと、住民からこう聞いていると。「どこから手をつけたらいいのか途方に暮れる」、「家電製品や家具など大量の水害廃棄物をどう処理していいのか」、「車4台が水没、車がないと何もできない。代替の車が欲しい」など、多数の要望が出され、一方で処理の現場担当者からも、「生活の場にあるごみを一刻も早く撤去したい」、「業者の協力も得ているが、ごみの運搬、分別に人出が足りないと説明された」というレポートでした。 そこで、津市ではこのような浸水被害が起こった場合に、災害ごみの仮置場は決めてあるのでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境部長(木村重好君) 仮置場は決めてあるのかということでございますが、本市におきましては有事に備えまして、仮置場となり得る候補地を設定しております。津市の地域防災計画のもとに、災害廃棄物の処理対策マニュアルとして策定した津市災害廃棄物処理計画、これをもとに、災害廃棄物をどうやって処理するかということをあらかじめ決めて、起こり得る災害に備えております。 その中で仮置場に関しましては、まず被災された市民の方が直接災害ごみを搬入していただくための1次仮置場、それからその後、行政がそれらを集約して中長期的な対応が必要となった場合などでございますが、破砕・選別等の処理を行うために、もう少し規模を大きくして設置する2次仮置場、こういったものが状況に応じて必要になってまいります。被災状況に応じてそれらを設置するために、平時から仮置場となり得る候補地を設定しております。 その候補地でございますが、第一には津市が所有する土地の中から廃棄物処理施設の敷地、こういったものを設定しておりますし、そのほか本市が所有する普通財産の中から、仮置場となり得る土地を候補地としてあらかじめ設定しております。そのほかにも地域の皆さん、自治会内で仮置場として設置をされるということであれば、そういったことも確保していかなければならない、そういった状況も想定はしてございます。 ◆1番(滝勝弘君) 対策マニュアルとして廃棄計画はあると。ただ、ほかの計画と違って、資料提供として、冊子として渡してもらっているようなものではなくて、部内で決めているというものなんでしょうかね、その計画というのは。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。
    ◎環境部長(木村重好君) 災害時に廃棄物をどのように的確に速やかに処理するかということで、位置づけとしては、我々市のほうがどのようにそれらをうまく運用して回して、廃棄物を処理していくかというマニュアル的に作成しておるものでございます。 ◆1番(滝勝弘君) そうすると、具体的に市民がどこに持っていったらいいのかというのをイメージしておけないかもと思いますけれども、先に公表しておくものではないということなんですね、これは。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境部長(木村重好君) 災害時には出てくる廃棄物の種類、規模、それから発生場所によって、その質や量も大きく変わってまいります。仮置場の設置に関しましては、まず搬入していただく車両動線、こういったものを確保していかなければなりませんし、また、その廃棄物の量に応じて必要な面積、これらも状況によって変わってまいります。こういった状況の中で発災後必要なことは、速やかに仮置場を設置して、廃棄物を集約、搬入していただく、そういった状況をつくり上げることでありますので、それには災害の状況に応じて的確な場所に柔軟に配置をしていく、こういったことが重要だと考えております。 ですので、あらかじめ市民の皆様に具体の場所を公表するといったことよりも、候補地となり得る場所を市のほうであらかじめ設定しておいて、発災後速やかに一刻も早く仮置場を設置して、市民の皆様に周知をする、こういったことが大切だということを考えております。 ちなみに、平成30年3月に津市業務継続計画、こういうものを策定いたしましたが、その中では仮置場の設置に関しましては、発災後1日以内に設置をして速やかに市民に周知をする、そういったことで計画をいたしております。 ◆1番(滝勝弘君) 被災地では災害ごみが仮置場に長期に山積みされ、処理に持っていくめどが立っていないと問題になっていました。日常生活を取り戻すため、いつまでも置きっ放しにならないための対策ですけれども、どう処理しますか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境部長(木村重好君) 大量の災害廃棄物が発生した場合、これはよく言われておることなんですが、災害時であっても廃棄物の処理はやはり資源分別、それから再生利用等を意識して、適正に処理をしなければなりません。それにはやはり市民の方の生命、財産、こういうことを優先にしつつも、早く復旧・復興に向けてごみを処理するためには、やはりごみを出していただく際に分別、これがやはり重要であります。 先般の台風第19号に伴いまして、我々環境部職員が長野県の飯山市へ災害応援にまいりました。その実体験からも、ごみの分別というのは非常に重要である。最初はお手数をかけるし、手間をおかけするかもわかりませんが、そのことがその後の処理期間の短縮、処理コストの縮減に大いにつながると。ひいては市民の方の日常生活の復旧・復興、これをスムーズに円滑にしていくことが可能になると。そういったことで、実体験としても感じてまいったところです。 あと、そういった分別を周知させていただくのは、当然、市民の皆様にも御協力をお願いするように市のほうから周知をするわけですけれども、近年、災害ボランティアの方が全国から多数駆けつけていただくという状況もございますので、本市にもそういった状況が出た場合は、災害ボランティアの方、各おうちの片づけ、ごみの搬出なんかに善意で携わっていただく方、そういった方に大いに我が市の災害に応じた分別を周知していくこと、これが非常に大切であると、そういうふうな実体験から得たものもございます。 ◆1番(滝勝弘君) 分別のお話も含めて答えていただきまして、分別もどうかということを思っていたところだったんですけれども、その中でボランティアが分別ということでは、ついさっきの桂議員の質問の中でもお話あったところですけれども、もう一つ私が思ったのは、こういうボランティアが分別という、そういう実践というのは、そういう例というのはほかの自治体であるんでしょうか。実践が積み上げられているのか、新しい試みなのかというところでは、新しい試みとして考えているのか、そういう実績が他市であったりするのかというところではどうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境部長(木村重好君) ボランティアに関してですけれども、先ほども申し上げましたが、実際に市職員が飯山市のほうに応援に行った経験として、やはり分別というのが大変だったということの、飯山市ではそういったボランティアの方には、実践的にそういったことを構築されたという経験でございますので、実際にそういった災害ごみに対して、ボランティア活動の訓練をしているというふうなことは聞き及んではおりませんが、実体験として感じたことでございます。 ◆1番(滝勝弘君) お話聞いてイメージとして思ったのが、ボランティアが地域に入るときに、Aさんは燃やせるごみね、Bさんは◯◯ごみね、Cさんグループは濡れた家電ねみたいな、そういう感じでチームに分けたりするという感じで、入ってもらうのかなということを聞いて思っていたんです。そうすると、そういう計画というか、ボランティアにやっていただくという構想だけではなく、割り振るなどの訓練もこれから必要になってくるのではないでしょうか。AEDの訓練ではやっているように、あなた通報する人、あなた機械持ってきてとやっているわけですよね。津市の防災訓練でここまでに話された内容の訓練、もちろん実際にごみをトラックに積むんじゃなくて、この条件でどこへどう処理するか、誰がどこへ運ぶかといったことは、訓練の中で行われているんでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎環境部長(木村重好君) 災害ごみの処理は、やはり災害の状況に応じてどのようなごみが発生して、どのぐらいどの場所で発生するかという、多岐の想定になるかと思いますが、議員御質問の災害ごみに対しての訓練はどうかという点におきましては、去る11月10日に白山のほうで防災訓練が実施されたわけで、環境部としても参加をしておりますが、その中で災害の想定は直下型地震ではありましたので、浸水ではございませんが、とある特定のため池が決壊したという状況も付与された中で、ため池のハザードマップでございますが、それを見ながらこれは災害ごみが発生するであろうという想定のもとに、その地域内の旧保育所、跡地ですね、保育所の跡地を仮置場に速やかに設定をするというシミュレーション訓練を行いました。 また、地域内の県道が崩落して通行どめになるという状況も付与された中で、例えばその地域内のキャンプ場、シーズンオフということもあって使えるだろうという、訓練の中の想定ではございますが、そういったところを仮置場の設置の想定として訓練を行いました。 ですので、そういった中でごみをどのように取り扱うかということに関しては、常日ごろから環境部の計画、マニュアルのほうで想定をして有事に備えている、そういった状況でございます。 ◆1番(滝勝弘君) ここの最初でお聞きした仮置場の設置について、状況に応じてということを繰り返し答弁されていまして、それは理解します。ただ、ことしの被災地、先ほどの東松山市のレポートによると、水害廃棄物を分別して処理場に運べという対応では、車もなくした被災者は途方に暮れてしまいます。そのような状況においては、廃棄物を道の脇に集積し、行政が回収するということも必要になってくることがあるのではないでしょうか。 ここでは、この例ではその後、清掃組合が被災地に入り、廃棄物を収集することになりました。また、別の神奈川県相模原市緑区の日本共産党議員のレポートによると、浸水したごみは当初、罹災証明書を持って清掃工場に行けば無料で対応しますとのことでした。しかし、浸水被害が多数発生しているので、災害ごみがたくさん出ることは予想されるから、被災者が片づけをスムーズにできるよう、罹災証明書なしでも無料で個別回収するようになったとのことです。いざというときとは混乱した中のこととは思いますが、まさに状況に応じた判断をそのときには踏み切れるように、ここで求めておくものです。よろしくお願いします。 そしたら、大きな1つ目の最後、(4)ポンプ場の耐震化についてに進みます。 この秋、私は栗真町屋町のポンプ場見学にも参加しました。町屋ポンプ場は新館と旧館があり、この地域の半分以上の雨水はまだ旧館の施設で処理されていることなどを知りました。そこで、参加者の方から新館は新しいが、ここの旧館などポンプ場の耐震はどうなのかという質問も出され、私も帰って調べてみました。津市下水道事業基本計画ではどうなっているかなと見ると、予算規模を設定しながら、優先順位をつけて計画はしているということはよくわかりました。しかし、正直、更新が実際に進んでいるとは言いがたいのではないでしょうか。下水道は設備配管が大きいので、維持に費用がかかるのもわかりますけれども、その上でどうするのかが問われるのではないでしょうか。 そこで、ポンプ場の耐震化の進捗ですが、基本計画がつくられてもうすぐ2年。2年たって今どこまで耐震化が進んでいるのでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎下水道局長(藤牧和弘君) まず、ポンプ場の耐震化の進捗状況はということでございます。 下水道施設の耐震化につきましては、施設の改築更新事業に合わせまして、効率的に事業を実施していく必要がございます。津市下水道事業基本計画におきましては、総合地震計画、それからストックマネジメント計画、これとの整合を図りながら事業を実施していくということになります。事業の実施に際しましては、各施設の処理能力等から判断いたしまして、地震被害により機能停止となった場合、市民生活への影響が特に大きいと想定される、こういった重要な施設から優先的に実施をしております。 また、進捗状況ということでしたので、お答えさせていただきますと、まず耐震化の実績でございますけれども、平成28年度、平成29年度、平成30年度は中央浄化センター、これは管理棟の耐震化工事を実施いたしております。平成29年度、平成30年度につきましては、極楽橋ポンプ場、ポンプ棟の耐震化工事を実施してまいりました。今後も計画的に耐震化工事を進めてまいります。 ◆1番(滝勝弘君) 町屋旧館も古いと思っていましたが、市内にはそれを上回る50年選手もいると、上がつかえているという感じです。ぜひ財源も得て、更新を進めていただきたいとお願いしておきます。 それでは、大きな2つ目の質問に移ります。 2番、認知症の方が列車事故などを起こした際に、家族も含めて巨額の賠償を求められることが起きていますが、保険を使って事故を救済する、自治体が保険に加入し保険料を払い、賠償責任を負ったときに補償される制度が全国に広がってきていることについてお伺いします。 この問題は以前にも質問があったところではありますけれども、私のもとにも、近くに線路があるのだからこういうのがありがたいという声を寄せていただいた方もみえますので、質問いたします。 愛知県大府市で認知症の高齢男性がJR東海道本線の列車にはねられ亡くなり、遺族が損害賠償を求められた事故が2007年、私の出身に近いところだったので、衝撃だったことを覚えています。その後、神奈川県大和市が2017年に制度を導入し、ことし秋には11の市町が個人賠償責任保険事業をスタートしています。そのような広がりの中、津市での考えはいかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 議員ただいま御紹介いただきました、そのような市が保険契約者となって保険料を支払い、賠償責任保険等に加入する事業でございますけれども、まず賠償責任保険等への加入につきましては、本来、個人による対応が基本であろうというふうに考えております。したがいまして、公費を支出いたしましてその対策を講じるということにつきましては、慎重に考えていく必要があろうかというように考えております。 ◆1番(滝勝弘君) 認知症の方全員を対象としているのではありません。佐賀県吉野ヶ里町の例からまず最初に教えてもらったんですけれども、誤って線路に立ち入り、列車の運行を妨げた場合に生じる高額な損害賠償もカバーする民間の保険を利用して、最大3億円まで補償し、介護する人たちのリスクを軽減するというものです。これへの予算はというと、1人当たり1,440円掛ける50人分で、7万2,000円をこの町は計上したとのことです。対象となる人も要件があります。要介護認定を受けて自宅で暮らす人のうち、日常生活の自立度が一定程度に満たない認知症高齢者を対象にするものです。町内の認知症の方の数が414人で、在宅介護が286人ということです。そして、この制度は見守り台帳への登録を条件に開始し、50人の利用登録を見込んでいると。町ですから数はちょっと少ないんですけれども、この町はそんな感じになっていると。 そこで、津市においてその制度と似たものとして、徘徊SOSネットワーク津があるわけですけれども、現在、津市での登録者は何人ほどでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 徘徊SOSネットワーク津への認知症高齢者の登録者数につきましては、令和元年、この10月末現在でございますけれども、283人となっております。 ◆1番(滝勝弘君) 導入されたほかの自治体の大半の保険料は、年間1人1,000円台から2,000円台が多いとのことです。ここへ登録された人と限定すれば、仮に1,500円掛ける280人で、合計42万円という数字がはじき出されます。これぐらいの金額ですがどうでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) 議員御指摘のとおり、限定すればというようなお話でございますけれども、最初に御答弁申し上げましたように、賠償責任保険等への加入につきましては、本来、個人による対応が基本であると考えております。 ◆1番(滝勝弘君) こういうことを考えてみえるのかなと思って、登録制にしてもどんどん登録する人がいて、うなぎ登りになってくるということもあるのかなと思うんですけれども、じゃそのうなぎ登りになっていいのかいかんのかということでありまして、県庁所在地である富山市の例を調べました。路面電車が走っているまちで、ことし10月から事業を開始されています。富山市での条件は、認知症高齢者徘徊SOS緊急ダイヤル登録者のうち希望者で、登録者が530人、人口は41万8,000人です。補償金額は1事故当たり最大1億円。これ担当者にお聞きすると、登録が広がることは前提だと言ってみえます。議会では緊急ダイヤルの登録増につなげるという目的があると、長寿福祉課長が答弁してみえます。 もう一つ、寝屋川市の例を調べました。人口は23万2,000人と津市に少し近くなったところで。 ここもことし10月から事業を開始されています。ここはダイヤルでなくメールです。徘徊高齢者等発見メール事業で登録者は60人ですが、予算をとりあえず倍の120人分でスタートしたとのことです。ここの補償金額は最大3億円でした。ここで伺ったのは、毎年保険料を払い続けるわけではないということを言ってみえました。保険加入を促すために初年度のみ補助すると、そういう考え方でした。「事業を開始してどうですか」と言ったら、問い合わせはあっても対象外、つまり在宅じゃなくて施設に入っているというそういう対象外のことも多く、登録が急増して予算を脅かすような勢いでは現在ないというふうに言ってみえました。 また、議会では認知症になっても安心して暮らせるまちづくりを進めるよう事業を実施するものであると。また、現実には必要な人ほど加入できていないという問題もあることから、認知症の人が社会の中でリスクとして捉えられないようにと、高齢介護室課長が答弁してみえます。 改めてこういう見地から予算をとることを求めたいと思いますが、いかがでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎健康福祉部長(國分靖久君) ただいまの議員御紹介いただきましたような事例等につきましては、私もしっかり参考にはさせていただきたいと思いますけれども、まず繰り返しの御答弁になって恐縮でございますけれども、賠償責任保険等への加入についての性格というものをまず考えていく必要があろうかと思います。それから、また新聞報道なんかによりますと、例えば厚生労働省は地方公共団体によるこれらの取り組みにつきまして、公的支援として有効なものであるのかどうか、自治体の事例を収集し、分析を行っていくというようなことも新聞報道で掲載されております。このような国における動向等につきましても、留意していく必要があろうかというように考えております。 ◆1番(滝勝弘君) この項目の最初に申し上げたとおり、広がっているんです。これは今部長おっしゃいましたように、国が一律の仕組みをつくっていないから、自治体が様子を見てどうしようどうしようとなっているのはわかりますけれども、認知症になっても安心して暮らせるまちづくりのための施策として見られるか。見てそこに予算を当てられるかどうかが問われているのだと思います。きのうまでの聞き取りでは、今申し上げたような予算の数字までは細かくお話しすることができませんでしたけれども、改めて今の最後のほうの話、受けとめていただいて、前向きに検討してもらいたいと思います。 それでは、最後の質問に移ります。 3、アメリカ海兵隊輸送機オスプレイの再びの飛来についてということです。 アメリカ海兵隊輸送機オスプレイが参加する日米合同訓練、フォレストライトMAがきのう12月1日から12月13日までの期間で行われ、伊勢市の陸上自衛隊明野駐屯地でオスプレイの整備が行われる計画が11月14日に明らかとなっています。今回、参加するオスプレイは4機。合同訓練に使用される演習場は、饗庭野ほか2カ所、国分台と日本原です。アメリカ海兵隊と陸上自衛隊との合同訓練は、ことし2月に続いて1年のうちに2度目で、演習期間が1日多く、演習場が3カ所にふえており、全体として演習の規模が拡大しています。 その中で、きのうから始まった訓練日程ですけれども、実質にはきょうからということでありました。そして、きょうの昼に伊勢に行った方から連絡を受けまして、きょう1時半にオスプレイが饗庭野に向け、2機飛び立ったということの連絡がありました。そして、4機来るといってそのうち2機が飛び立ったわけですけれども、残り2機が16時に飛び立つ予定である、行き先はまだわからないということを先ほど言っていたというふうに連絡を受けております。2月に飛来したときは、津市の上空を飛んでいます。3月議会で私はこの問題を取り上げたとき、どのような様子だったのかを余りここで私、言えていなかったんですけれども、見た、聞いた方からは、通常のヘリと違うとか、脱水機のけたたましい音が聞こえるなど、そんな爆音だったとのことです。 アメリカではオスプレイが民家の上を飛ぶことはない中、日本では民家の上を飛ぶんです。11月のこの動きに対し、三重県と伊勢市長は防衛省東海防衛支局に対し、情報提供を行うこと、地域住民の安全に配慮すること、そして明野駐屯地でのオスプレイの訓練を常態化しないことなどについて要望をしました。東海防衛支局からは、機体の離発着は午後11時までという説明があったとのことです。伊勢市の鈴木市長は2月の際にも抗議をしてみえました。また、11月15日には、明野駐屯地を使用する米海兵隊との実動訓練に関する抗議文を伊勢市長は提出してみえます。 松阪市の竹上市長も、これ3月議会で私がここで質問した前日だったようですけれども、市議会で常駐化に対しては受け入れられるものではないと。また、そういった計画がもし出てくるならば、かちっとした形で反対をしていくと明言されています。その上で前葉市長、市民の命と暮らし、安全を守る立場から、この問題どうお考えでしょうか。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) 3月に御質問いただいて以降、これは3月の議会のときもそのように答弁させていただきましたけれども、オスプレイの安全性について、国が責任を持って住民に説明するとともに、飛行訓練については関係する自治体に十分説明を行い、その自治体の意向を十分尊重することと、こういうことを改めて11月の全国市長会でも、理事・評議員合同会議、11月14日でしたがございまして、提言の中に1項目入れることを決定いたしました。したがって、私ももちろんそのうちの一員として、国が責任を持って住民に説明すべしと。それから、関係する自治体に十分飛行訓練について説明を行うべしということという立場でございます。 その上で、今回の12月のこの自衛隊と米海兵隊の実動訓練において、オスプレイが飛行するということについては、明野駐屯地を擁する伊勢市長、それから飛行ルートに当然、明野から飛び上がると三重県の上空を飛行することになると思われますので、上空を飛行するであろう市町の統括というか全てのエリアにある三重県が、改めて東海防衛支局に対して今議員から御紹介のあったような要請、要望をしておるという状態でございます。そのこと十分把握をしておりますし、今後も十分に三重県あるいは三重県内の他市と連携しながら、市民の安心・安全のために、適時、適切に対応してまいりたい、このように思っています。 ◆1番(滝勝弘君) 市長会のお話もしていただきまして、三重県が県内の市町の総意というか、意見をまとめたということをおっしゃっていただきましたけれども、前葉市長も県の申し入れのとおりの御意見ということでよかったというふうに聞いてよかったですね。 ○議長(岡幸男君) 答弁を求めます。 ◎市長(前葉泰幸君) はい、そのとおりでございます。 ◆1番(滝勝弘君) ありがとうございます。 先ほど自分で申し上げたところでございますけれども、県の申し入れの中には情報提供や安全以外に、明野駐屯地でのオスプレイの訓練を常態化しないことということが入っていますので、そこを前葉市長もその立場に立っていただいたということであれば、お聞きしてよかったと思っています。 その上で、別のところで誤解されることもあるので言っておきますが、私は自衛隊を問題にしているわけではないのでということです。アメリカ軍が日本の、津市の上空を飛ぶことが問題ですので、もちろん市長はそんなことは御承知と思いますけれども、改めて津市民の安全を守る立場にこれからも立っていただくよう求めて、これで私の質問を閉じさせていただきます。 ○議長(岡幸男君) 以上で、滝議員の質問は終了いたしました。 これをもちまして、本日の日程は終了いたしました。 明4日の日程は、承認第3号、報告第51号から第59号まで及び議案第141号から第163号までの議案質疑並びに一般質問であります。 本日はこれにて散会いたします。     午後3時55分散会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。             津市議会議長   岡 幸男             津市議会副議長  藤本ともこ             津市議会議員   桂 三発             津市議会議員   川口和雄...